全国大会ベスト8・中学サッカー部で「体罰」 加害教諭が『罰金刑』を受ける展開に 教委が取材に語ったこととは…
香川県さぬき市の市立中学校・強豪サッカー部で、顧問の教諭による体罰が行われていたことが、県教委と市教委への取材で分かった。
全中ベスト8
体罰が行われていたのは、市立さぬき南中学校サッカー部。
このサッカー部は、2023年の全国中学校サッカー大会でベスト8の実績を誇る。
県教委によると、2023年2月28日、当時の顧問だった男性教諭(40代)が、中3生の部員に対して、校内で頭を叩いた。
さらに、顧問が右足で部員の尻を蹴った。
県教委に報告されているのは、各1回のみ。
食い違う説明
その後、生徒は学校を休みがちになってしまった。
一部報道では、「教諭が生徒に、人格否定をするような発言をしていたため、食事が取れない状態になった」とされている。
この点については、県教委は市教委から報告を受けていない。
さらに保護者は、市教委から「(教諭が体罰を行っている)事実はない」と、当初は説明されていたという。
罰金10万円の略式命令
この説明について、市教委は「そのように言った記録はない」と、トレンドニュースキャスターの取材に語った。
また、「教委の説明が二転三転した」と保護者が訴えていることについては、「答えられない」と市教委。
なお、保護者は2023年12月、警察へ暴行の疑いでの被害届を提出。
今年5月に、教諭は罰金10万円の略式命令を受けた。
「公訴事実をよく確認する」
県教委は取材に「今月11日に、罰金刑を受けたことを知った」と言う。
また、「当初は教諭に対して懲戒処分はなく、校長に教諭を指導するように伝えた」と話す。
さらに、「公訴事実をよく確認し、報告を受けている体罰以外のものが判明した場合は、新たに処分を検討していくことになる」と語った。
顧問だった教諭は、現在別の学校で勤務を続けている。
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