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登録者数72万人・大人気うたのおねえさん「ボンボンアカデミー」が薬剤耐性対策普及イベントで啓発

11月23日、内閣感染症危機管理統括庁が主催する「令和5年度薬剤耐性(AMR)対策普及啓発イベント~薬剤耐性(AMR)って何だろう?~」が、有明ガーデンにて開催。イベントには、ゲストとして人気YouTuber「ボンボンアカデミー」いっちー&なるのふたりが登壇し、来場した親子たちに歌と踊りを披露した。

「ボンボンアカデミー」というYouTubeチャンネルで歌のお姉さんとし、子供向けの曲に合わせた歌やダンスの動画を公開しているふたり。オープニングでは、いっちー&なるがアップテンポの「キミにはくしゅ!」の歌とダンスをパフォーマンスした。

2曲目は、手遊び歌の「とんとんとん ひげじいさん」で、ひげをたくわえたお爺さんや天狗の長い鼻、メガネをリズムに合わせてジェスチャー。会場の親子も一緒に手遊びをして盛り上げると、寒くなってきて風邪をひきやすい季節であることから、いろんな動物がマスクを着ける手遊び歌「コンコンクシャンのうた」も披露した。

歌と踊りの時間の後は、「薬剤耐性(AMR)」を学ぶ時間に。薬剤耐性(AMR)とは、本来であれば効果があるはずの抗菌薬(抗生物質)が感染症の原因となる細菌に、効きにくくなる、または、効かなくなることを言う。

薬剤耐性(AMR)について分かりやすく解説した動画が会場に流れ、薬剤耐性(AMR)は「感染症の原因となる病原菌に抗菌薬(抗生物質)が効かなくなること」ことや、「抗菌薬は風邪やインフルエンザなどの『ウィルス』による病気には効果がない」、「抗菌薬を正しく飲む=抗菌薬は医師の指示通り飲む、余らせてとっておかない、自ら希望しない、あげたりもらったりしない」といったことを説明した。

さらに、専門家である藤友結実子先生(国立国際医療研究センター病院 AMR 臨床リファレンスセンター)も登壇。藤友先生は、動画で学んだ内容をより詳しく解説する以外にも、細菌とウィルスの違い、風邪に抗菌薬が効かない理由などをわかりやすく解説していた。

風邪や感染対策の話題になり、いっちー&なるによる童謡「うさぎとかめ」に合わせた手洗いの歌が披露された。手のひらから始まり、指の間、それぞれの指、手首までしっかりと手洗いする歌になっていて、会場の親子とともにパフォーマンスが行われた。

最後に、来場した親子たちとの記念撮影を終えたいっちー&なるに、取材陣による質疑応答が行われた。藤友先生の解説の中で子供に薬を与える場合の工夫が語られており、ふたりの子供の頃の薬に関するエピソードを聞かれると、いっちーは「ゼリーで飲んでた記憶があります。好きなものと一緒に飲んだり。逆におくすりの味で好きなものもありました。お母さんがお薬と言うよりも、『これ飲んでね』ってやさしく伝えてくれたので、あまりお薬に怖い、苦いみたいな意識があまりなくて育ちました」と振り返っていた。

なるは「粉薬が苦手なんですけど、今でもゼリーで飲んでます」と明かし、「お母さんがなるべくシロップにしてくださいってお医者さんに言ってくれたりとか、飲みやすいようにしてもらった記憶があります。粉薬は苦いので、子供の頃はゼリーとかおまんじゅうみたいにして、中に入れて飲ませてくれたりしてました」と話した。

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