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『どら焼き』賞味期限改ざん 勝手に約2か月延長・販売 業者は「捨てるのがもったいなかった」

岐阜県は、大垣市内の業者が「どら焼き」の賞味期限を改ざんし、販売していたと公表。

実際に客が購入

県の生活衛生課によると、『南国商事』は、どら焼きの箱(20個入り)の賞味期限シールを改ざん。

(画像提供:岐阜県)

その箱を、愛知県内のスーパーで開催された九州物産展で販売した。

うち、8箱を客が購入。

本来は、2024年12月20日が賞味期限だった。

しかし、業者の勝手な判断で、2025年2月15日に改ざん。

「捨てるのがもったいなかった」

岐阜県の聞き取りに対して、業者の社長は「そのまま捨てるのがもったいなかった」と話した。

(画像:岐阜県庁)

県は、食品表示法に基づき、業者に対して原因究明や再発防止に取り組むよう指示。

また、その結果を、4月18日までに県知事に報告することを求めた。

賞味期限を過ぎると…

どら焼きは、生地に水分が多く含まれている。

そのため、賞味期限を過ぎると雑菌が繁殖しやすくなる。

(画像:イメージ)

一般的に、スーパーやコンビニで販売させているどら焼きには、脱酸素剤が封入されている。

それでも、賞味期限は30日前後。

今回、指導を受けた業者は、その期限を大きく超えて、販売していたことになる。

集団食中毒も発生

過去には、どら焼きを食べたことが原因で、集団食中毒が発生。

製造したどら焼きを、本来冷蔵保存すべきだったところ、京都の業者が室温で放置。

(画像:黄色ブドウ球菌 提供:東京都健康安全研究センター)

それを食べた客25人が、黄色ブドウ球菌による食中毒を発症した。

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