県立高校30代実習助手を懲戒免職 女子生徒2人にわいせつ行為・校長は事実を隠蔽 ネットは「生徒は守らず同僚は守る、変な世界観」
静岡県教育委員会は29日、県立高校の30代男性実習助手を懲戒免職処分にした。
この実習助手は、勤務校の2人の女子生徒に対して、わいせつな行為を行った。
「自分もヤバいな」
静岡県教委によると、実習助手は2019年7月から12月までの間、自身が勤務する高校の女子生徒にわいせつな行為を行い、2020年1月には別の女子生徒にもわいせつな行為を行った。
県教委の聞き取りに対して、実習助手は「1人には恋愛感情を持っていた。研修で生徒へのわいせつな行為で懲戒免職になる事案を知るたびに、『自分もヤバいな』と思っていた」などと話したという。
校長は隠蔽
また、実習助手が勤務する校長は、別の教員から「実習助手がわいせつな行為を行っている」という報告を受けていた。
なお、報告した教員は、卒業生から情報提供を受けていた。
しかし、校長は事実を確認せずに隠蔽し、教育委員会への報告もしなかった。
教委はこの校長に対して、29日付けで、減給の懲戒処分とした。
変な世界観
ネットでは「生徒は守らないのに、同僚は守る変な世界観。何のために教師になったんだ?」、「最近、こんなことばかりだよなぁ」、「安全な場所であるはずの学校で、教師による犯罪に巻き込まれる悲劇」などの声があがっている。
教育長は謝罪
静岡県の池上教育長は、「教育委員会が一丸となって不祥事防止対策に取り組む中、管理職を含めた複数の教職員がこのような非違行為を行ったことは、児童生徒、保護者をはじめ、県民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失わせるものであり、社会的責任はきわめて大きく、深くお詫び申し上げます」とコメント。
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