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アデランス、梅宮アンナと共同開発した新インナー発表 乳がん患者のQOL向上を目指す

医療用ウィッグや病院内ヘアサロン展開を行う株式会社アデランスは、乳がん患者のQOL向上を目的としたインナーを発表。本商品は乳がんを患った経験のあるタレント・梅宮アンナ氏と共同開発を行った。

今年1月に厚生労働省が公表した報告書によると、2023年に新たに乳がんと診断された患者数は約10万2千人にのぼり、女性の部位別がん患者数では最多となった。一方で、2016年に乳がんと診断された患者の5年生存率は88.0%と報告されており、治療中や術後のQOLをいかに高めるかが重要な課題だ。

商品は「片胸用インナー」「前開きインナー」の2種類。いずれも術後の心身への負担を軽減するやさしいフィット感にこだわり、入院中から退院後まで継続して着用できる設計。

ブランド名は「Rafra Lunica」で、名前には「様々な悩みを抱える患者の回復への道を月明かりのようにやさしく照らす光でありたい」という想いが込められている。

梅宮氏は、開発の経緯について「私は手術で胸を23センチ、プラス脇を切っているので相当痛かったです。傷口に下着が当たるので、もうとにかく着けるものがなくて。これはぜひ作らなければいけないなと」と患者視点で話した。

続けて「勧められたシームレスタイプの下着を試したんですが、痛くて術後2年くらいしないとつけられないなと思いました。傷口のところに当たらないような下着を探しても海外製ばかりで、日本にはなかったんです」と苦労を語った。

開発に携わった株式会社アデランス室長の伊藤あおい氏も、2度の乳がんを経験したという。商品開発の打診を受けた当初について「最初は何で片胸なの?って思ったんです。ただ実際試作品を身につけると、その瞬間そういうことだったんだ、と合点がいきまして。一緒にクオリティを上げて商品を作っていきたいと思いました」と振り返った。

片胸用インナーは、一般的なブラジャーでは傷口に当たってしまうという課題を踏まえ、ホックの位置を真横ではなく少し手前に配置。術後や入院中のケアのしやすさを考慮した仕様となっている。さらに、ガーゼを当てた状態でも着用しやすい3段3列ホックを採用し、術後のむくみに配慮し、ゆったりとした着心地と安定したホールド感を両立した。

サイズはM〜L、L〜LLの2展開で、カラーはベージュとブラックを用意。

一方前開きインナーは、前面にスナップボタンを配置することで衣服やブラを大きくずらすことなく診察や処置が可能となる点が特長だ。乳房切除を行っていない患者の術後回復期だけでなく、高齢者や授乳中の人にも対応する。

サイズはM〜L、L〜LLで、カラーはピンクとブラックを展開。

価格は各3,300円(税込)で、販売は2月23日より、同社直営の病院ヘアサロン「こもれび」およびECサイトにて開始予定。また、売上の一部は公益財団法人日本対がん協会へ寄付される。 乳がん経験者にしかわからない、細部までこだわった新たなインナー。ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

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