
居酒屋で食事した『34人発症』 「ノロウイルス」集団食中毒 店を【営業禁止】処分に…
名古屋市は2日、市内の飲食店で食事をした34人が、食中毒症状を訴えたと発表。
従業員からもノロウイルス
市の保健所によると、先月25日~26日にかけて『天串 金山店』(名古屋市中区)を利用した客87人中34人が、下痢、おう吐、発熱などを発症した。

保健所が検査した結果、従業員と発症者からノロウイルスを検出。
この店が提供した食事が原因の食中毒と断定した。
営業禁止命令
該当期間に提供されたメニューは、いわしのみぞれ煮、おつくり3種、半熟卵とベーコンのシーザーサラダ、天ぷら野菜2種。

また、天ぷら海鮮2種、若鶏のステーキ、天むす、ロールケーキなど。
保健所は、食品衛生法に基づき、店に対して営業禁止を命じた。
少量でも感染
ノロウイルスは、非常に感染力が強いウイルスで、主に冬(11月~3月)に流行する。
少量(10~100個程度)でも感染し、人の腸管で増殖。

汚染された食品や水を口にすることなどで感染する。
予防ポイントは4つ
ノロウイルスによる食中毒を防ぐためのポイントは、「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「ひろげない」の4つだ。
1.持ち込まない:体調不良時は食品を扱わない。日々の健康管理と手洗いを徹底。
2.つけない:調理前後、トイレ後、おう吐物処理後などは、石けんでしっかり手洗い。
3.やっつける:食品は、中心温度85℃以上で1分以上加熱する。調理器具や食器は、熱湯消毒または塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒。
4.ひろげない:おう吐物や便の処理は使い捨て手袋・マスクを着用し、処理後は消毒を徹底。感染者が使った食器や衣類は、分けて洗浄・消毒する。
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