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『発症者100人・入院32人』に… 【ハンバーグ】集団食中毒 「重症も6人」

島根県は19日、安来(やすぎ)市で発生した食中毒事故の患者が、100人に達したと発表。

県外在住者も発症

県の薬事衛生課によると、8月29日~9月8日に『グルメ&コーヒー舶来屋』で食事をした客100人が、腹痛、水様性下痢、血便などを発症した。

発症者の年代は、20代が一番多く34人、次が15人の50代。

県別では鳥取県が36人、岡山、広島、兵庫、愛知、東京など、他県の在住者も含まれている。

また、32人が入院。

そして6人が、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、重症だ。

死亡や後遺症を残す可能性

溶血性尿毒症症候群(HUS)は、主に腸管出血性大腸菌(O157)への感染をきっかけに発症する病気。

(画像:腸管出血性大腸菌O157 提供:東京都健康安全研究センター)

この病気は、赤血球が破壊されることによる貧血(溶血性貧血)、血小板の減少、急性腎不全などの症状を引き起こす。

また、早期に適切な治療を行わなければ、死亡や後遺症を残す可能性がある。

貧血や腎機能障害

溶血性尿毒症症候群(HUS)の主な症状は、

消化器症状:下痢、おう吐、腹痛、血便などが見られる。

貧血症状:めまい、脱力感、顔面蒼白、血圧低下などが出現。

(画像:イメージ)

血小板減少症状:紫斑、出血傾向、鼻血、歯茎からの出血などが見られる。

腎機能障害:尿量の減少、血尿、タンパク尿、高血圧、心不全などが発生することもある。

中心部までの加熱

なお、今回の食中毒の原因は、ハンバーグの加熱不足とみられる。

(画像:島根県庁)

そのため、保健所は食肉やレバーなどの内臓は中心部まで、75℃1分間以上、十分に加熱して食べる。

特に、ハンバーグなどの生ひき肉を使った製品は「中心部までの加熱が必要」と、注意を呼びかけている。

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