
花火大会で【豚の丸焼き】食べた『11人発症』 「サルモネラ属菌」食中毒 主催者団体がテントで提供
山梨県は、笛吹市で開催された花火大会で食事をした11人が、食中毒症状を訴えたと発表。
発症者と調理スタッフから…
県の衛生薬務課によると、先月24日、石和温泉花火大会の協賛席エリアで食事をした11人(10~80代)が、下痢、発熱、腹痛を発症した。
保健所が検査した結果、発症者7人と調理スタッフ2人から「サルモネラ属菌」を検出。
主催者団体がテント下で、ビュッフェ形式で提供した食事が原因の食中毒と断定した。

今回は、営業許可の必要がない短期イベントだったため、主催者団体に対しての行政処分はない。
念のため、関係者に対して衛生指導を行ったという。
『豚の丸焼き』が原因
なお、花火大会当日に提供されたメニューは、豚の丸焼き(豚半身の炭火焼きを切り分けて提供)、鶏のカルピオーネ(イタリアン南蛮漬け)、イカ墨のパテドカンパーニュ。
また、アランチー二(ライスコロッケ)、フリッタティーネ(パスタグラタンコロッケ)、スパイスチキン、スパイシーカレー。

さらに、ジャガイモ、焼きトウモロコシ、ジェラート、焼きそば、フランクフルト。
保健所は、食中毒の原因となったメニューは『豚の丸焼き』と推定している。
加熱が不十分な肉や卵
サルモネラ属菌は、主に動物の腸内に存在する細菌で、食べ物や水を介して人に感染。
特に、加熱が不十分な肉や卵、未殺菌の牛乳などが感染源となることが多い。

また、生肉や生卵を扱った後に、手や調理器具を十分に洗浄しないまま他の食品を扱うと、菌が移ることがある。
加熱&洗浄&冷蔵保存
サルモネラ属菌による食中毒を予防するためには、
・食品の適切な加熱:特に肉や卵は、十分に加熱してから食べる。
・手洗いの徹底:調理前やトイレの後には、必ず手を洗う。
・調理器具の洗浄:生肉や生卵を扱った後は、調理器具をしっかりと洗浄。
・冷蔵保存:食品は適切に冷蔵保存し、常温で長時間放置しないようにする。

以上の予防策を徹底することで、感染リスクを大幅に減らすことができる。
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