
葬儀で仕出し弁当食べた『12人発症』 「ウエルシュ菌」食中毒 【加熱に強いやっかいな菌】の特徴とは…
大阪市は29日、葬儀の参列者12人が、食中毒症状を訴えたと公表。
業者を3日間営業停止処分
市の生活衛生課によると、今月23日、葬儀に出席した47人が仕出し弁当を食べた。
すると、23日午後4時ごろから翌日午後2時ごろまでの間に、男性7人、女性5人の計12人が下痢、腹痛などを発症。

保健所が検査したところ、発症者からウエルシュ菌を検出した。
そのため、仕出し弁当が原因による食中毒と断定。
食品衛生法に基づき『株式会社 徳』に対して、3日間の営業停止を命じた。
ホームページで謝罪
仕出し弁当のメニューは、焼き物、ゴマ豆腐、酢の物、造り、ゆば、炊き合わせ、天ぷら、ごはん、漬物、赤だし味噌汁、デザート。

業者はホームページで「体調を崩されたお客様、ならびに関係者、得意先の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
加熱に強いウエルシュ菌
ウエルシュ菌は、ヒトや動物の大腸内に常在する菌で、下水や土壌など自然界にも広く分布。
また、100℃で1~6時間の加熱にも耐える「芽胞」を作り、酸素が少ない環境で増殖する。

なお、ウエルシュ菌による食中毒は飲食店、老人ホーム、仕出屋、学校など、大量調理を行う施設で多く発生。
カレーやシチュー、煮物、スープなどの煮込み料理が原因となることが多い。
特に、前日に調理して室温で放置した食品が危険だ。
適切な温度管理と衛生管理
ウエルシュ菌による食中毒を予防するためには、
・喫食までの時間を短くする:前日調理は避け、加熱調理したものは、喫食までの時間をなるべく短縮。
・加熱調理後に速やかに冷却:調理後は速やかに10℃以下に冷却するか、55℃以上で保管する。
・よく混ぜながら調理:よくかき混ぜながら調理を行い、満遍なく熱をいきわたらせる。
・調理後の食材は小分けにして保存:調理後の食品は小分けにして保存し、速やかに冷却。
「ウエルシュ菌食中毒」は、適切な温度管理と衛生管理を徹底することで予防できる。

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