
大阪府・男性(30代)『はしか感染』 八尾市立病院を利用 非常に感染力が強い「はしか」の正体とは…
大阪府は23日、八尾市に住む男性(30代)が、はしか(麻しん)に感染していたと発表。
肺炎や発疹
府の感染症対策課によると、男性は発症前にベトナムへ渡航した。
発症日は、今月16日で、主な症状は、肺炎、発疹、コプリック斑(口の中に白い斑点)、発熱、咳。
現在は自宅療養中だが、今月21日正午から午後1時まで、八尾市立病院の1階と2階を利用していた。
そのため、この時間帯に病院を利用し、4月11日までに発熱・発疹など、はしかを疑う症状が現れた場合、事前に医療機関に連絡。

その上で、公共交通機関の利用は避けて、速やかに受診するように呼びかけている。
空気感染などで…
はしか(麻しん)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の「熱性発しん性感染症」。
また、非常に感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染を通じて広がる。

さらに、感染力が非常に高いため、同じ空間にいるだけで感染することがある。
症状としては、発熱(39℃以上)、咳、鼻水、結膜炎、発疹などが出現。
発疹は顔面から始まり、全身に広がる。
発疹が出る前に、口の中に白い斑点(コプリック斑)が現れることも。
今年だけで22例
予防には、麻しんワクチンの接種が最も効果的。
感染予防のために、2回のワクチン接種が推奨されている。

また、ワクチン接種により、麻しんによる死亡率が大幅に減少している。
なお、特効薬はなく、治療は対症療法が基本。
合併症としては、肺炎、脳炎、中耳炎などがあり、特に免疫不全の人や妊婦、幼児では重症化することがある。
大阪府によると、今年に入って麻しんの感染を5例確認。
全国では、今年1月1日~今月9日までに、22例確認されている。
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