「牡蠣フェス」参加者・体調不良続出 集団食中毒の可能性 保健所は取材に「現時点で20人以上体調不良を訴えている」
1月6~8日まで、台東区・上野公園で開催された「牡蠣フェス」。
このフェスに参加し、牡蠣を食べた人が、相次いで体調不良を訴えていることが、保健所への取材でわかった。
加熱不足による食中毒か?
台東保健所によると、12日午後4時時点で、20人以上が体調不良を訴えているという。
トレンドニュースキャスターの取材に、担当者は「12日になって、体調不良を訴える人が大きく増えた」と話す。
主な症状は、下痢、おう吐、発熱。
フェスで販売された牡蠣は残っていないため、体調不良者に協力を仰ぎ、便検査を行い、食中毒かどうか、保健所が検査していく方針だ。
一方、牡蠣フェス実行委員会は、ホームページ上で「『牡蠣のバター醤油』ブースにおいて、加熱不足による食中毒が発生したと思われる」と公表。
85℃以上で1分間
牡蠣によるノロウイルス食中毒は、生牡蠣や牡蠣酢など、非加熱のもので多く発生している。
また、加熱が不十分な状態で提供された焼きや炙り、フライされた状態のものでも発生。
なお、ノロウイルスは熱に弱いので、85℃以上で1分間以上加熱すれば問題ない。
二次感染に十分注意を!
台東保健所は、今回のフェスで体調不良になった人は、最寄りの保健所に相談するように呼びかけている。
また、担当者は「仮にノロウイルス食中毒だとすると、感染者の便から大量にノロウイルスが排出される」と話す。
「そのため、体調不良者と同居している人は、十分な手洗いを心がけ、二次感染に注意してほしい」と述べた。
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