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『ビッグモーター』とのもたれ合い 『損保ジャパン』白川社長が辞任 大手損保現役社員は「超オールド企業・損保会社の体質がもう限界」

損保ジャパンの白川儀一社長らは、8日午後3時半から都内で会見。

ビッグモーターによる保険金の不正請求問題を受けて、自ら辞任することを明かした。

取引が大きくシフトする懸念

白川社長は、ビッグモーターの不正の可能性を認識していながら、取引を再開したことについて説明。

「損保会社3社を代表して疑義を追求してきたので、競合他社に現在の取引が大きくシフトする強い懸念を持っていた」と語った。

なお、損保ジャパンの大型代理店である、ビッグモーターの2022年度末の保険料は、120億円。

ビッグモーターの保険取り扱い総額200億円の、6割を占めるほどになっていた。

近日中に「リアル・半沢直樹」

2006年5月26日、金融庁は損保ジャパンに対して、保険金不払いを筆頭とした各種不正行為により、業務停止命令を受けたことによる行政処分内容を発表。

(画像:損保ジャパン)

大量の保険金不払いが検査によって発覚し、過大な営業ノルマを課していたため、法令違反となることを知りつつ、社員が自ら保険料を支払っている事例が多数あった。

今回も、「リアル半沢直樹」といわれている、金融庁の立ち入り検査が待ち受ける。

ビジネスモデルが限界

大手損保会社現役社員は、トレンドニュースキャスターの取材に「損保会社は、超オールド企業。上司や大型代理店への忖度、成績主義が染み付いてしまっている」。

「この体質をそのまま社長になっても行っていれば、当然このような結果となる」話す。

また、「お客様第一を語りながら、『損害率が高い自動車保険は儲からないから、なるべく売るな。儲かる医療保険を売れ』などといった理不尽な命令も来る」。

「たいした仕事もしていないのに、大型代理店などに忖度し、結果として年収1,000万以上の社員がごろごろいる損保会社のビジネスモデルは、もはや限界」と語った。

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