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福祉施設不足をマッチングプラットフォームで解決する企業を取材

株式会社アーバンライクは、福祉施設の供給不足という社会問題を解決すべく、Rashikuプロジェクトを発足。その第一歩として障がい者向けグループホームの建設や投資家、福祉事業者のマッチングを行う独自のプラットフォームを開発した同社に話を伺った。

Rashikuプロジェクトが始まったきっかけを教えてください

福祉施設建築に強みを持つ当社は、これまでも数件設計・建築をさせていただいてきました。その中で、この事業を本格的にスタートするきっかけとなる出来事がありました。

福祉事業者から障がい者向けグループホーム建設の依頼があったものの、高額の初期投資が必要なため、金融機関からの融資が実現せず、断念せざるを得ないケースが立て続けに起こりました。誰もがハッピーになれる事業なのに……。私たちの中に課題解決に対する熱い思いが募りました。カギはネットワークの構築とDX化。私たちRashikuはパートナーシップを重んじながら、グループホーム事業の推進に貢献します。

Rashikuビジネスモデルについて教えてください

Rashikuのビジネスモデルでは、ステークホルダーの「リスクを最小化できる」という点が大きな特徴です。また、福祉事業となりますので、保険は国から、家賃は行政から守られており、安定性や信用性が高いというメリットがあります。具体的には、投資家の方は長期資金運用の形成がしやすくなる。事業者の方は初期費用を抑えることができ、事業拡大や新規事業参入がしやすくなる。といったメリットがあげられます。

今後の目標を教えてください

今回Rashiku事業をスタートしてから色んな福祉事業者様とお話する機会をいただきますが、お話いただく中で障がいをお持ちの方や、そのご家族のお悩みなど私たちの知り得ない事情をお聞きします。何かしらのハンディキャップがあるだけで私たちの当たり前が当たり前じゃなくなる。そのような問題を少しでも解決できればと思います。その為に是非、皆様のお力添えをいただきたいと思っております。

全国の障がい者向けグループホームの供給可能数は、障がい認定のある全人口の約7.4%しかなく、圧倒的に供給が足りていません。Rashikuプロジェクトでは、グループホーム事業に関わるさまざまな人をつなげることでグループホーム設立を円滑に進め、社会インフラを整備したいと考えています。福祉事業者、投資家、土地オーナー、建築会社。それぞれのリソースを生かすことができるよう、適切なマッチング環境を提供していきます。

 【会社概要】

『理想以上の暮らしを舞台に人々の素敵なドラマをつくる』を理念に掲げ、住宅・不動産事業を中心に福祉関連施設・リゾート開発・オフィスリノベーションなど事業を展開。九州・沖縄の10拠点から、暮らしに関わるリアルな価値を提供することをテーマに地域社会に貢献している。

社名:株式会社アーバンライク
本社所在地:熊本県荒尾市万田1597番地2
代表取締役:吉野 悟
事業内容: 建設業・不動産業・サービス業
設立: 2008年

HP:https://www.urban-like.co.jp/

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