
島根がアツい!迫力の「火を吹く大蛇」にW金賞ワイン、美肌温泉まで網羅した秋冬旅
11月も下旬に差し掛かり、街路樹が色づく季節。朝晩の冷え込みが厳しくなり、そろそろ温かい温泉や、心を満たす美食が恋しくなってくる頃ではないだろうか。旅行計画を立て始めるこの時期、旅好きにぜひ注目してほしいエリアがある。それが、伝統とトレンドが融合する「島根県」だ。今まさに体験したいホットな情報をお届けする。
まず、島根県西部・石見地域で展開されている「石見の神楽在月(かぐらありづき)」に注目。ここでは日本神話を題材にした伝統芸能「石見神楽」が受け継がれており、その演出は現代のエンターテインメントにも通じる迫力を持っている。特に演目の中で、大蛇が火や煙を吹く演出は圧巻の一言だ。

目の前で繰り広げられるダイナミックな舞は、観客を神話の世界へと一気に引き込む力を持っている。9月から11月は奉納神楽が盛んに舞われる特別な季節であり、神楽の根付く地でその熱量を体感するには絶好のタイミングだ。
そして、この石見神楽をさらに特別な体験にするのが「温泉」との組み合わせ。今回は神楽と美肌温泉をセットで楽しめる3つのスポットを紹介したい。
一つ目は、大田市の「温泉津(ゆのつ)温泉」だ。歴史と風情を感じる温泉街にある「龍御前神社」では、土曜の夜に夜神楽公演が行われている。拝殿で行われるため舞手との距離が非常に近く、息遣いまで聞こえてきそうなほどの迫力を間近で体感できるのが魅力だ。温泉は体を芯から温めてくれるしっとりした泉質が特徴である。

二つ目は、浜田市の「美又(みまた)温泉」。とろりとした泉質を持つ「美肌の湯」として知られ、古くから湯治や休養に多くの人が訪れる名湯だ。「美又温泉会館」では、旅の疲れを癒やした後にゆったりと神楽を鑑賞できる。公演終了後には「大蛇」との記念撮影も可能となっており、SNS映えする一枚が撮れること間違いなしだ。

三つ目は、江津市の「有福(ありふく)温泉」。約1370年の歴史を持つとされ、肌の角質をやさしく落とし、つるつるすべすべになる「美肌の湯」として評判が高い。温泉街の中にある「湯の町神楽殿」での公演は、客席に鬼が乱入してきたり、大蛇の尾が飛んできたりと、臨場感あふれる演出が楽しめる。

秋の夜長を彩る絶景も見逃せない。島根県西部には、幻想的なライトアップを楽しめる紅葉スポットが点在している。大田市の「浄善寺」では、樹齢600年以上と言われる大イチョウがシンボルとなっており、境内には黄金色の落ち葉の絨毯が広がる。夜間にライトアップされた姿は神々しく、訪れる人々を魅了する。また、邑智郡の酒谷「光の里」では、推定樹齢約400年の大銀杏と、光稲荷周辺の紅葉が競演する。水面に映る「逆さ紅葉と逆さ大銀杏」の姿は、息を呑むほどの美しさである。


津和野町では2025年12月31日まで、「津和野あんこ旅」キャンペーンを実施中だ。町内の和菓子屋や洋菓子店、飲食店を巡って「あんこポイント」を集めると、津和野町観光協会公式キャラクター「源氏まき子ちゃん」グッズが当たるくじに参加できる。さらに、お菓子店の全店舗制覇と飲食店2店舗訪問を達成した猛者には、「津和野あんバサダー認定証」が贈られるという。風情ある町並みを散策しながらの甘味巡りは、冬の女子旅にもぴったりだ。

また、大人な夜を楽しみたいなら「島根ワイン」がおすすめだ。7月に開催された「日本ワインコンクール2025」において、「島根ワイナリー」(出雲市)と「奥出雲葡萄園」(雲南市)が揃って金賞を受賞するという、県内初の快挙を成し遂げた。 出雲大社近くの「島根ワイナリー」は南欧風の建物が特徴で、無料の工場見学や試飲館「バッカス」での試飲が楽しめる。一方、自然豊かな奥出雲にある「奥出雲葡萄園」は、地域に根ざした食事に合うワイン造りが特徴だ。どちらも現地でしか味わえない雰囲気と共に、金賞の実力を堪能できるスポットとなっている。


「冬旅しまね宿泊キャンペーン」がお得。12月から3月の間、県内約60か所の美肌を育む温泉や美食を楽しめる限定宿泊プランが登場する。じゃらんや楽天トラベルでは、11月17日午前10時から既にお得なクーポンが発行されている。割引対象宿泊期間は2025年12月8日から2026年3月25日まで(年末年始を除く)となっている。
迫力の伝統芸能、心身を癒やす美肌温泉、そして世界に認められたワイン。この冬は島根県で、五感を満たす贅沢な旅を楽しんでみてはいかがだろうか。
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