
中華料理店で食事した『男女8人発症』 「サルモネラ菌」食中毒 店を3日間【営業停止】処分に…
奈良県は13日、橿原(かしはら)市内の中華料理店で食事をした男女8人が、食中毒症状を訴えたと発表。
6人が医療機関受診
県の食品・生活衛生課によると、今月6日に『光洋亭』で食事をした男性3人・女性5人が、下痢、発熱、倦怠感、頭痛、腹痛を発症した。

うち6人が医療機関を受診。
保健所が検査した結果、発症者3人から「サルモネラ属菌」を検出した。
食べたメニューはチャーハンなど
なお、中華料理店が提供したメニューは、酢豚定食、チャーハン、中華ランチ、エビ天定食、チキン南蛮定食など。

保健所は、これらのメニューを食べたことが原因の食中毒と断定。
店に対して、3日間の営業停止を命じた。
強い腹痛が特徴
サルモネラ菌は、動物の腸内に存在する細菌で、食中毒の原因となることが多い。
また日本では、食中毒事件の上位原因菌のひとつとして、報告されている。

サルモネラ菌は主に生肉、特に鶏肉や卵、未加熱の加工品を通じて感染。
感染すると、強い腹痛、下痢(水様性・血便の場合もあり)、38℃以上の発熱、 吐き気・おう吐、頭痛・倦怠感などの症状が現れる。
卵の取り扱いに注意
サルモネラ菌による食中毒を防ぐためには、以下の対策が有効だ。
・十分な加熱:中心温度75℃以上で、1分以上加熱することが目安。
・調理器具の使い分け:包丁やまな板は、肉と野菜で分けて使用。
・手洗いの徹底:肉や卵に触れたら、石けんで30秒以上洗う。
・卵の取り扱いに注意:卵は冷蔵保存し、ひびのある卵は使わないようにする。
これらの衛生対策を徹底することで、サルモネラ菌による食中毒を防ぐことができる。
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