給食費など904万円紛失 小学校事務職員(45)停職12か月 職員は「ゴミとして廃棄」と主張・弁済もせず…
茨城県教育委員会は26日、県南地区の小学校に勤務する男性事務職員(45)を、停職12か月の懲戒処分にしたと発表。
職員は、この日、依願退職した。
自身の机で保管
県教委によると、職員は2018年から2020年度まで、つくば市立葛城小学校に勤務。
この当時、保護者から徴収した給食費や児童会費を、学校管理の口座から引き出し、自身の机で保管していたという。
消えた904万円
その後、職員は他の小学校に異動。
すると、保護者から徴収した904万7,990円が消えていた。
事務職員を聴取したところ、「現金を封筒に入れていたため、異動の際、書類と一緒に誤ってゴミとして、全て廃棄した」と主張。
なお、通常は保護者から徴収した給食費などは、市の口座に移すことになっていた。
しかし、職員はこれを怠り、さらに隠ぺいするために、つくば市に対して虚偽の報告書を提出。
保護者の口座からは、徴収金が「二重に引き落とされる」などの被害も発生した。
職員は支払い命令を拒否
そのため、市は2023年、茨城県警つくば署に被害届を提出。
さらに、2024年1月には水戸地裁に、損害賠償請求訴訟を起こした。
結果、水戸地裁は職員に対して「全額を支払うよう」命令。
しかし、職員はこの命令に応じず、現時点においても一切支払われていない。
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