【NHK紅白歌合戦】出場辞退した人の理由…と価値観
今年も大晦日の国民的恒例行事『第73回NHK紅白歌合戦2022』が行われます。改修工事を終えたNHKホールから、もちろん生放送です。
昔は「紅白に出場すれば芸能活動は安泰」と言われ、目標に“紅白出場”を掲げる歌手はたくさんいます。しかし、そんな紅白出場を“辞退したor辞退したらしい”人もけっこういるんです。その事情もさまざまなので見てみましょう。
尚、本人の正式なコメントもありますが記者や関係者コメントからという都市伝説レベルのものもあります。ご了承下さい。
【紅白出場を辞退した人と理由】
○森繁久彌「紅白の概念に同調できない」(※昭和41年、初の辞退者とされる)
○江利チエミ「ヒット曲がないので」
○吉田拓郎「俺の歌は一曲じゃ理解できない、30分は歌わせろ」
※1994年に一度出場したが「うんざりです。もう出ません。コリゴリです。ごめんです」とコメント。
○ピンクレディー「裏番組に出演するため出られません」※交流のあった障害者施設のイベント番組が組まれていたため。辞退する会見を開くほど物議に。
○石原裕次郎「歌は素人なので」
○井上陽水「恥ずかしいので」
○THE ALFEE「楽屋がみんなと一緒なので」
○ZARD「坂井泉水が体調不良」
○PUFFY「テレビ神奈川の仕事が入っているので」※レギュラー番組を持っていた関係から。
○松山千春「俺がトリなら出るけど」
○都はるみ「テンションが上がらないので」
○B‘z「年末年始は休みたいから」
○小田和正「紅白には大きな偏見を持っている」
○松任谷由実「大晦日はおせち料理を作っています」
○相川七瀬「海外で仕事です」
○柴咲コウ「本業は女優なので」
○ハウンド・ドッグ「フォルテッシモは古い曲なので歌いたくない」※曲を指定されてもめたとか。
○布施明「後輩に道を譲ります」
○宇多田ヒカル「紅白は一度も見たことがないので」※ブログにてコメント。ジョークだろうけどNHKが怒ったとも。
○安室奈美恵「コンサートに来てくれるファンのことを考えると、ライブ以外で歌を披露するのは難しい」
○山口百恵「引退していますから」※何度もオファーしているが同じ返答らしい
・・・他にも沢山いるはずですが、例えば、スピッツ、大黒摩季のように、根本的に「紅白に興味がない」という理由。
Mr.Childrenのように「音楽で勝敗を決める番組に出演したくない」という理由も多いとか。
また噂では、紅白はリハーサルにかなりの拘束時間を奪われるため、それが大変と知って辞退する人も多いようです。
大晦日は年越しライブ興行でファンと一緒に新年を迎えるのが嬉しいと考えるアーチストは少なくありません。
例えば、サザンオールスターズは長年開催していたため紅白に出られるはずもありませんでした。
ももいろクローバーZは平成27年に出場を確実視されながら落選し、年越しライブを敢行。それ以降、大晦日はたくさんのアーチストを集めた「ももいろ歌合戦」を開催しテレビ、ラジオで生中継されるほど。今や“ウラ紅白”と呼ばれています。
天下のNHKといえども、誰でも出てくれるわけではない事情がおわかりかと思いますが、それでも番組としては視聴率獲得のためにビッグネームがほしいところ。
そこで設けられたのが特別枠「サプライズ」だとされます。
メインステージを離れた中継場所で歌うVIP扱いなのでオファーもしやすいでしょう。
矢沢永吉、中島みゆき、松任谷由実、桑田佳祐、海外からエンヤ、スーザン・ボイル、レディー・ガガ、サラ・ブライトマンなどが出演されていますが、今年はどんなサプライズがあるでしょうか?
ミュージシャンにとって紅白とは?
筆者が若いミュージシャンたちの飲み会に参加したときのこと。「紅白に出たいか?」という話題に、おとなしいフォーク歌手は「あまり見ないから興味ないね」。それを聞いた金髪のバンドマンは「アホ、絶対出るわ! 家族も親戚も喜ぶやん!」と話していました。もしあなたが歌手だとしたら紅白に出たいですか? 興味ないですか?
(石原久稔)
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