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弁当食べた『31人発症』 「ノロウイルス」集団食中毒 【調理スタッフ】からもウイルス検出…

鹿児島県は11日、屋久島町の飲食店が提供した弁当を食べた31人が、食中毒症状を訴えたと発表した。

11人が医療機関受診

県の生活衛生課によると、今月5日『お食事処 潮騒』が調理した弁当を食べた男女31人(3~73歳)が、吐き気、おう吐、腹痛、下痢などを発症。

うち11人が医療機関を受診した。

(画像:鹿児島県庁)

保健所が検査したところ、発症者5人と調理スタッフ1人から「ノロウイルス」を検出。

この店が提供した弁当が原因の「ノロウイルス」集団食中毒と断定した。

揚げ物、焼き物、煮物など

店が提供したメニューは、揚げ物(唐揚げ、エビフライ)、焼き物、煮物、酢の物、サラダなど。

(画像:イメージ)

保健所は、食品衛生法に基づき、店に対して3日間の営業停止を命じた。

冬は特に注意

ノロウイルスは、ヒトの腸管に感染するウイルスで、特に11月から3月の冬季に多く見られる。

(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

加熱不十分な二枚貝(特に牡蠣)などを食べることで感染。

また、ウイルスが付着した手指を介して、口に入ることで感染することが多い。

手洗い&加熱&消毒

ノロウイルスによる食中毒を予防するためには、

手洗いの徹底:トイレの後、調理前、食事の前には石けんを使って丁寧に手を洗う。

食品の十分な加熱:特に二枚貝は中心部までしっかり加熱(85〜90℃で90秒以上)。

(画像:イメージ)

調理器具や食器の消毒:使用後は熱湯や塩素系漂白剤で消毒。

おう吐物や排泄物の適切な処理:使い捨て手袋やマスクを着用し、処理後は必ず手を洗う。

また、塩素系消毒剤で、周囲を消毒するとさらに効果的だ。

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