
『すし銚子丸』で14人発症 「ノロウイルス」集団食中毒 【調理スタッフ4人】からもウイルス検出
川崎市は23日、市内の寿司チェーン店で、14人が食中毒症状を訴えたと発表。
発症者全員からノロウイルス
市の健康福祉局によると、今月13日『すし銚子丸 川崎中原店』を利用した客10人が、発熱、下痢、腹痛、おう吐などを発症した。
保健所が検査した結果、発症者全員からノロウイルスを検出。
さらに、症状が出た調理スタッフ4人からも、同じウイルスが検出された。

そのため、店の食事が原因による『ノロウイルス』食中毒と断定。
食品衛生法に基づき、店に対して1日間の営業停止を命じた。
ホームページで謝罪
発症者が食べた主なメニューは、握り寿司(まぐろ、赤エビ、サーモン)など。

なお、すし銚子丸はホームページ上で「発症されたお客様に多大なる苦痛と、ご迷惑をおかけいたしましたことを謹んでお詫び申し上げます」と謝罪した。
非常に強い感染力
ノロウイルスは、非常に強い感染力を持つ小さな球形のウイルス。
特に冬場(11月~2月)に流行しやすく、少量でも感染する。

また、ノロウイルスに汚染された食品を、加熱不十分な状態で食べることで感染。
さらに、感染者が調理した食品を食べることでも感染する。
予防4原則
ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、
・持ち込まない:調理する人が感染している場合、調理場にウイルスを持ち込まないことが重要。
・つけない:食品や食器、調理器具などにウイルスを付けないために、調理前やトイレの後などにしっかりと手を洗う。
・やっつける:食品に付着したウイルスを死滅させるためには、中心温度85℃から90℃で、90秒以上の加熱が必要。
・ひろげない:感染者が出た場合、おう吐物や便の処理を適切に行い、二次感染を防ぐ。
これからの季節が流行期となるため、十分な予防対策が必要だ。
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