
『配達弁当食べた』72人発症 「ノロウイルス集団食中毒」2人入院・1人死亡 今後も発症者数が増える可能性…
栃木県は13日、栃木市内の仕出し業者が提供した弁当を食べた72人が、食中毒症状を訴えたと発表。
うち2人が入院し、80代男性は死亡した。
業者を営業禁止処分
県によると、今月9日、有限会社『ききょう』(栃木市)が調理、配達した弁当を食べた72人(10~90代)が、下痢、発熱、おう吐などを発症。
保健所が検査した結果、調理従事者と発症者の便から、ノロウイルスを検出した。
そのため、業者が提供した弁当が原因の「ノロウイルス集団食中毒」と断定。

県は、食品衛生法に基づき、業者を無期限の営業禁止処分にした。
今後さらに増える可能性
業者は、栃木市内を中心とした事業所などに、弁当を配達している。
なお、今月9日に調理・配達した弁当は、計2,122人分。
しかし、保健所が、13日時点で調査を完了した人数は140人のみ。

今後も、発症者や入院者数が、増える可能性がある。
すでに年間患者数を上回る
そして、栃木県における、昨年のノロウイルス食中毒患者数は103人。
今年は4月13日時点で、112人となり、すでに昨年の患者数を上回っている。

全国的にも、同じ傾向のため、保健所は石けんによる手洗いの徹底などを呼びかけている。
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