
サッカー部の練習中『グラウンドに落雷』 1人心肺停止・6人救急搬送 「ドーンという音と地響き」
10日夕方、帝塚山学園(奈良市)のグラウンドで、落雷事故が起きた。
中高生の男女6人が救急搬送され、男子中学生1人が心肺停止。
「複数の生徒が雷に打たれた」
県警などによると、10日午後6時前、帝塚山学園の第2グランドで「複数の生徒が雷に打たれた」という通報が入った。
消防が現場に駆けつけたところ、1人が心肺停止、2人は意識が混濁した状態。

ほかにも3人が、手足のしびれなどを訴えたため、計6人が病院に搬送された。
中断するかどうか迷っていた
学校は「部活動中に雷に打たれた」と説明。
当時、サッカー部の中学生と高校生あわせて20人が練習していた。

また、「雨脚が強くなったため、中断するかどうか迷っていた」と部活動の顧問。
さらに、近所の住民からは「ドーンという音と地響きがした」といった声があがっている。
速やかに屋内に避難
2024年4月にも、宮崎県の私立高校で練習試合中に、サッカー部員18人が落雷にあい、うち1人が意識不明の重体になった。
そのため、文部科学省は、教育委員会や私立学校を管轄する部署などに「落雷事故に関する注意喚起」を発出。

そのなかで、真っ黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえてきたりした場合は、部活動などの屋外活動を中断。
速やかに、屋内に避難するように求めていた。
重篤なけがや死亡に至るケースも
なお、雷が直接人に落ちると、電流が体内を通過し、重篤なけがや死亡に至るケースがある。
また、雷が木や建物に落ちた場合でも、その電流が地面を伝わって人に到達することも。

そして、雷が地面に落ちた際は、その電流が地面を伝わり、近くにいる人に影響を与えることがある。
特に、湿った地面や水たまりがある場合、電流が広がりやすくなる。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。