
バスツアーでも22人発症… 『ノロウイルス集団食中毒』 今回は「二枚貝」が原因か!?
三重県は、バスツアー参加者22人が、食中毒症状を訴えたと発表。
下痢20回・38.7℃の発熱患者も…
県の食品安全課によると、今月16日、バスツアーに参加し『海女小屋 はちまんかまど・あさり浜』(鳥羽市)で食事をした男女22人が、発熱、吐き気、倦怠感、下痢を発症。

なお、下痢を20回、おう吐10回、38.7℃の発熱をした患者もいる。
保健所が検査した結果、複数の発症者の便から、ノロウイルスを検出。
ノロウイルスによる集団食中毒と断定し、飲食店を営業禁止処分とした。
二枚貝が原因の可能性
今回は、飲食店の調理従事者から、ノロウイルスが検出されていない。
今年も調理従事者の手指から、ノロウイルスが食品に移り、集団食中毒に発展するケースが多い。
しかし、今回は違う。
では、原因は何か。

有力な可能性が見えてくる。
それは、二枚貝だ。
ノロウイルスを体内に蓄積しやすい
バスツアーの参加者は、当日、炭焼きでヒオウギ貝、大アサリといった二枚貝を食べていた。

二枚貝は、ノロウイルスを体内に蓄積しやすい食品。
なぜなら、二枚貝が海水のプランクトンを食べる際に、海水中のノロウイルスも一緒に取り込んでしまうためだ。
中心部の加熱が必要
よって、二枚貝を食べる際は、中心部の温度が85~90℃以上で、1分30秒以上の加熱が必要。

これにより、ノロウイルスを死滅させることができる。
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