宿題忘れの児童に土下座させた小学校教師　教委は取材に「不適切な行為」　ネットは「いつまでたっても昭和のまま…」

静岡市内の小学校に勤務する女性教諭が、宿題を忘れた児童に対して、クラス全員の前で土下座を要求。

実際に、3人の児童に土下座させていたことが、静岡市教育委員会への取材でわかった。

児童全員に対して…

市教委などによると、1月下旬に帰りのホームルームの時間に、女性教諭は「（宿題の）提出期限を延ばしてほしいなら、土下座でもしてお願いしにおいで」と、クラス全員に対して発言。

実際に自分のことだと思った児童3人が、ホームルームが終わった後に、教諭に「お願いします」と土下座した。

教委は不適切と認識

市教委の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「土下座させた時に、児童が何人残っていたかは確認出来ていない」と話す。

また、土下座をさせたことについては「不適切だと認識している」と語った。

児童の保護者から、学校や市へ相談があり、女性教諭は保護者に対して謝罪したという。

このような場合、女性教諭に対しての処分を決定するのは、静岡県。

今後、市教委が詳細な聞き取りや調査を行い、この女性教諭への処分を県に求めるかどうか、検討していくことになる。

昭和のままの学校

ネット上では「いつまでたっても、昭和のままなのが学校」、「こんな小学校、地獄」などの声があがっている。

東京都内の小学校教諭は、取材に対して「一旦身についた指導法を変えることは、困難。化石のような教諭も存在していて、職員室に入るのが憂鬱(ゆううつ)になる」。

また、「一緒にいると毒されてしまうので、勤務時間中はなるべく職員室に戻らずに、教室にいるようにしている」と胸の内を明かした。