牛角「食べ放題」で21人の集団食中毒発生 店舗は営業禁止に 冬に増える「ノロウイルス食中毒」の注意すべき点とは…
横浜市は15日、焼肉チェーン「牛角」横浜相鉄ムービル店で食事をした男性21人が、食中毒症状を訴えたと発表。
トレンドニュースキャスター取材班は、保健所から詳しい話を聞いた。
ノロウイルスによる食中毒
横浜市によると、9日に市内の学校関係者から保健所に「7日に市内の飲食店で会食を行った49人のうち、約20人がおう吐、下痢、発熱の症状を呈している」との連絡があったという。
保健所が調べたところ、症状を訴えている患者からノロウイルスが検出されたため、「牛角」相鉄ムービル店が提供した食事が原因の食中毒と断定した。
食べ放題を利用
10代の男性患者21人全員が、食べ放題メニューを利用。
焼肉(牛肉、豚肉、鶏肉類)、野菜、漬物、デザート、ドリンクの提供を受けていた。
保健所は、店舗に立ち入り調査を行い、豚肉やのりなどを回収し市衛生研究所で検査中。
食中毒の原因となった食品は、具体的に何かについても調べている。
なお、保健所は「牛角」相鉄ムービル店を、15日午後5時10分から営業禁止処分とした。
冬に増加
ノロウイルスによる食中毒は、ノロウイルスに感染したひとが調理する際に食品を汚染し、その汚染した食品を食べるなどして、ノロウイルスに感染することで起こる。
また、ノロウイルスに汚染されている食品を、加熱不十分な状態で食べると感染する。
特に、冬になるとノロウイルスによる食中毒が増える。
4つの予防策
ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、次の予防対策が重要。
1.持ち込まない:調理場にウイルスを持ち込まないこと大事。調理するひとがノロウイルスに感染していると、その人が調理した食品を食べることによって多くの人にノロウイルスが二次感染してしまう。
2.つけない:食品や食器、調理器具などにノロウイルスを付けないように、調理などの作業をする前などの「手洗い」をしっかりと行う。
3.やっつける:食品に付着したノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85℃から90℃、90秒以上の加熱が必要。
4.拡げない:ノロウイルスが身近で発生したときには、ノロウイルスの感染を広げないために、食器や環境などの消毒を徹底することが重要だ。
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