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まだ間に合う!! 絶対観るべき映画『THE FIRST SLAM DUNK』

26年ぶりの映像作品となった映画『THE FIRST SLAM DUNK』。
この記事を書いている現在、公開から2か月が経ち51日で動員は610万人、興収89億円を超える大ヒット作品になっています。

「THE FIRST SLAM DUNK」visual©I.T.PLANNING,INC.©2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners


 とはいえ、旧アニメとは声優ががらりと代わっていたり、フルCGであったりと当時の作品を愛するファンは、足が向かないという声も聞きます。ですが、是非観て頂きたい。あの頃、スラムダンクを夢中で読んでいたのなら、見るべき作品だと思います。
そんなポイントを紹介します。

主題歌や声優の交代はまったく気にならない

旧アニメの声優といえば、主人公の桜木花道は草尾毅さん、宮城リョータは塩屋翼さんらが務め、オープニングやエンディングテーマは、かつて時代を席巻したビーイング系のBAADや大黒摩季さん、WANDSが担当しそのフレーズは今でも口ずさめる名曲でした。

そして新作の声優は花道は木村昴さん、宮城は仲村宗悟さんらにリニューアル。放映前の声優陣発表のあと一部のオールドファンからは不安の声がささやかれました。しかし新作のキャラたちの声は何の違和感なく、いい意味で26年という歳月が自然に馴染ませてくれると思います。

オープニングテーマとして使用されているThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」は、これから始まる戦いに期待を持たせてくれる曲調ですし、エンディングテーマでもある10-FEETの「第ゼロ感」は、劇中にもたびたび使用されキャラの心情や試合の躍動感がガンガン伝わる名曲です。

トップクレジットの宮城リョータ 原作では語られなかったバックボーン

新作でトップクレジットされている宮城リョータ。原作では三井寿とのトラブルぐらいしか語られませんでしたが、今回は幼少期や登場時に入院していた理由など深く描かれています。なかでも彼の家族との交流や葛藤、絆は涙を誘うリョータ推しにはたまらない内容です。

また、公式で公開されているショート動画でも分かる通り激アツな山王戦ですが、原作同様、リョータはもちろん湘北勢や山王の沢北の活躍が遺憾なく描かれています。ただ原作にある印象的なセリフやシーンが一部カットされているため、それを知るファンはやや物足りない感があるかもしれませんが、それでも余りある新作カットや追加ストーリーは骨太で満足のいく作品になっています。

ユニークな入場特典やオリジナルグッズ

劇場でもらえる入場特典のTHANKSプレゼントはユニークで手に入れたい逸品です。湘北キャラやロゴが動き出すビジュアルカード、井上先生書きおろしのミニポスター、安西先生タプタプステッカー、そして2月1日からは木暮をはじめチームを支えたベンチのメンバーが描かれたポストカード。いずれも無くなり次第終了でしたが、なかでもニヤリとしてしまう特典は、公開初期に一部の劇場だけで配られた「ポカリスエット缶」。
 一緒にもらえるポストカードには「本製品に限り、親指でお開けください」の文字が。そう、陵南戦で脱水症状になった三井が、やっとのことで親指でポカリ缶を開け、過去を後悔する名シーンを想起させる特典でした。

また、公式グッズも遊び心があふれています。湘北メンバーのフィギアや山王のTシャツなどがあるなか、「三井を何度でも甦らせるCD」と題されたCDも。名ゼリフをコンセプトに3Pシュートがネットを揺らす音やバッシュの音が収録されているという天才的なアイディアグッズが用意されています。

新作は、井上先生の天才的な演出力、キャラに新たな魂を吹き込んだ声優陣、ストーリーの解像度を上げる音楽、そして何度も足を運びたくなるユニークな特典。オールドファンならずとも、新規ファンでも観て後悔しないのが『THE FIRST SLAM DUNK』です。

(南城与右衛門)

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