
東京・神田明神で味わう岐阜旅気分!五平餅、栗きんとん、朴葉寿司などの本場グルメが味わえる
岐阜県が歴史的に縁のある江戸総鎮守「神田明神」と展開している連携事業の一環として、9月9日(火)・10日(水)の2日間、岐阜の魅力を東京で体感できるイベント「本場の味を楽しむ!岐阜中山道の郷土料理」が、神田明神文化交流館 EDOCCOにて開催された。
会場では、五平餅や旬を迎える栗菓子、朴葉寿司など岐阜中山道を代表する郷土料理の実演販売が行われたほか、10日(水)限定で岐阜関ケ原古戦場記念館館長・小和田哲男氏と神田明神禰宜・岸川雅範氏による特別講演を実施。

また、俳優・水野美紀氏が共同創業者を務める「All Out Challenge」による、関ケ原の戦いをテーマにしたノンバーバルショー「礎の響~SEKIGAHARA~」も同時開催され、岐阜県の食・歴史・文化を堪能できる2日間限りの特別なイベントとなった。

イベント会場では、創業1958年の恵那市に本店がある「あまから」が出店し、その場で五平餅を焼き、香ばしい香りが辺りに漂い食欲をそそるような香りが漂っていた。五平餅は、つぶしたご飯を丸め串に刺し、しょうゆ・さとう・ごま・くるみなどでできた、甘辛いたれを付けて焼いた中部地方独特の郷土料理。

実際に焼きたてを試食したところ、甘さ控えめなのでおやつにも食事にもちょうどよさそう。平べったいイメージが五平餅にはあったが、「あまからの」五平餅はふっくらと丸みがあり小ぶりの一串となっていた。
山の幸が豊富な中津川では、昔から秋になれば山栗を収穫して食べていたという。今でも山栗を使用した中津川土産として「中津川栗きんとん」は代表的な地域のお土産になっていて、中津川駅周辺に多数の店舗がある。

会場では、5種類ほどのお店ごとの栗きんとんが販売されていた。栗の実を細かく刻んで砂糖を混ぜ、丸めて食べるものが栗きんとんだが、お店ごとに栗の実の刻み方などに違いがあり、それぞれの栗きんとんの食感や舌触りを楽しめるそうだ。

ほかにも恵那市の特産品として、朴葉寿司が販売されていた。朴葉寿司は、朴葉に酢飯と具材をのせて包んだ郷土食。恵那の朴葉寿司には、決まりがなく具材や包み方も個性豊かだそうだ。

今回のイベントでは、「中山道大井宿 寿司幸」が出店していて、鮎の一夜干しや飛騨牛のしぐれ煮などが入った「華やか朴葉寿司」などが販売されていた。通常の朴葉寿司は大ぶりなものだが、ほかにも小ぶりの一口で食べられるような朴葉寿司も陳列されていた。

食以外にも、岐阜県は「関ヶ原の戦い」が行われた場所でもあることから、会場には多数の立派な甲冑などが展示されていた。これらの甲冑は、甲冑工房「丸武」によるもので、同社はドラマ・映画などの着用鎧や博物館・資料館などの甲冑復元・修理などを手掛けている。

会場の左右に甲冑が四つずつ配置されていて、石田三成を中心とする西軍と徳川家康率いる東軍の武将たちの、再現した甲冑が展示されていた。

近年では、外国人観光客が多く東美濃の中山道を歩いているという。会場には、中山道の歩き方のガイドブックや東美濃での観光を楽しむためのリーフレットなども配布されていた。

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