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村重杏奈も被害寸前? 検知率98% 法人向け詐欺メール訓練サービス「サギトレ」発表

トビラシステムズ株式会社は、10月29日に法人向け詐欺メール・SMS訓練サービス「サギトレ」の提供を開始したことを発表。同日には発表会も行われ、タレントの村重杏奈、安田大サーカスのクロちゃん、立正大学の西田公昭教授が登壇し、詐欺の手口やどうすれば被害を防げるのかについてのトークセッションが行われた。

巧妙化する詐欺の手口

近年、詐欺の手口は巧妙化しており、2024年の被害額は718億円と過去最多を記録した。2025年上半期も被害は増加傾向で、被害の大半がフィッシング詐欺に集中。特に法人は被害が大きくなる傾向にあり、一刻も早く対策を講じる必要があるとのこと。

しかしトビラシステムズの調査によると、約8割の企業が電話・メール・SMSに関するインシデントを経験しているにもかかわらず、その約7割が社内に報告していないことが判明。報告しなかった理由として「面倒」「報告先が分からない」などが挙げられ、社内のセキュリティ教育や報連相が十分でないことがわかる。

また、PCにはウイルス対策をしていても、スマートフォンは対策していないことが多く注意が必要だ。

「サギトレ」はあらゆる詐欺手口を網羅

「サギトレ」は、法人向けのセキュリティ訓練を自動で行えるサービス。約5分の教育動画で手口や対策を学んだ後、動画の内容に合わせた疑似詐欺メールやSMSを受信。誤ってリンクをクリックした場合は啓発ページが表示され、その結果をAIが分析する仕組みとなっている。

「サギトレ」の強みは最新の詐欺手口に対応している点で、迷惑電話やSMSの検知率はなんと98%。また、訓練を自動で行うため、社内教育の負担を軽減できる。SMSも検知できるため、社内でスマートフォンを支給している場合でも安心だ。

村重杏奈とクロちゃん登場のトークセッション

村重は、実際に詐欺に遭いかけた経験があるという。

「警察を名乗る方から、クレジットカードが不正利用されているので、番号を教えてもらっていいですか?と電話がありました。でも私、クレジットカードは何枚持ってますか?って言われてると勘違いして。3枚ですって言ったんですよ」と話した。

村重は続けて「そうしたら、もういいわってプチッって切られたんですよ。警察の人ってこういう対応するのかなと。それをマネージャーさんに話したら、『それ、詐欺だよ』って」と明かす。

続いて、数々のドッキリに騙されてきたクロちゃん。自身が受けた多くのドッキリ企画の中で特に印象に残っているものとして「寝て起きたら無人島にいたことですね。扉の向こうにオーシャンビューがあって。ドッキリだからいいけど、実際にお金を騙し取られるとかだったらめちゃくちゃ嫌ですね」と語った。

2人の話を受けて西田氏は、騙される原因は主に2つの心理が働くと説明。1つは楽観性バイアスで「まさか私が騙されるはずがない」という根拠のない自信。もう1つは確証バイアスで、自分に都合の良い情報だけを確認し、都合の悪い情報を無視してしまうことが誤った判断につながると述べる。

さらに西田氏は、特に騙されやすい人物像として「お人好しで相手を考えずに信じてしまう人」「内容をよく確かめない人」「感情的になりやすく衝動的な判断をしてしまう人」を挙げた。

トークに続けて、実際にサギトレで出題している問題を体験する「サギトレチャレンジ」も実施された。村重は3問中1問正解、クロちゃんは全問不正解という結果に。

西田氏は「世の中から詐欺が全くなくなることはない。だからこそ日頃からの訓練が重要」とまとめ、発表会は終了した。

手口が巧妙化し、企業でも被害が続出する詐欺被害。大きな問題に発展しないよう、まずは訓練を検討してみてはいかがだろうか。

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