『アトムの童』またもや決裂したジョン・ドゥ?2人の道は再び交わるのか

新会社「アトムの童」も軌道に乗り、アトムの原点である玩具作りを再開することに。しかし、ここでまたもや暗雲が。次のステージへ進むため、那由他(山﨑賢人)と隼人(松下洸平)がシアトル行きを決めてしまったのだ。門出を祝うアトムの童の面々だったが、その影でSAGASが買収される危機に……?

【公式】アトムの童(こ) -TBS日曜劇場- (画像はTwitter:@atom_no_ko_tbsから)

あのSAGASが買収される?

イベントにて、とある技術者に出会った那由他と隼人。シアトルからやってきたティムがプレゼンしていたのは、人の表情を読み取って感情を数値化できる技術だった。これを使えば、また新たなゲームの可能性が開ける。ティムの誘いに乗り、シアトルで共に会社をやっていくことを決意した那由他と隼人。

ちょうど、新会社「アトムの童」には新社員も増え、玩具作りを再開できる見通しも立ったタイミングだった。しかし、投資会社である宮沢ファミリーオフィスが、SAGASの株を5%購入したことが報道される。それはつまり、SAGASが買収される危機に陥っているということだ。

宮沢ファミリーオフィスの狙いは、SAGASが保有している技術を市場開放させること。

元はアトム玩具が保有していた特許技術「アトムロイド」も、その例外ではない。国内外問わず技術をフリーで使えるのは、一見メリットが多いようにも思えるが……。軍事利用など、意図しない方面で悪用される可能性もある。

興津は興津で、彼の正義にのっとって動いている。それは宮沢ファミリーオフィスも、そして那由他も同じだった。アトムロイドをアトム側に返す、と口約束した興津に従い、なんとSAGASに手を貸すことにしてしまったのだ。

決裂したジョン・ドゥ、物語は最終章へ

SAGASの株主総会で、e-sport初選定のゲームデモ映像をアピールできれば、SAGASのゲーム事業が下火ではないことを見せつけられる。そのためには那由他たちの腕が必要だ。「助けてほしい」と頭を下げにきた興津に対し、満場一致で却下の意を示したアトム側だったが……。

那由他は、アトムロイドとSAGASの技術が融合した、新しいゲームの可能性に魅力を感じてしまった。対して、3日後に迫ったシアトル行きを動かすわけにはいかないと主張する隼人。またもや、彼らジョン・ドゥは袂を分かつことになってしまった。

助けを求めにきた興津の姿を見て、きっと誰もが「土下座か……?」と期待したことだろう。彼の土下座姿こそ見られなかったものの、滑って転んでゴミの山に突っ込む様子は拝めたわけである。わざととは思えない転びっぷりに、役者魂を感じた。

物語は最終章へ。那由他と隼人の行く道は、再び交わるのだろうか?

(文:北村有)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。