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『アトムの童』ゲームは子どもにとって有害?アトムが目指す新たな世界

SAGASに買収されたアトム玩具。まさに精魂込めて作ったゲーム「アトムワールド」も興津社長(オダギリジョー)の元に渡ってしまい、バラバラになってしまったアトム玩具の面々たち……。果たして、復活できるのか?

山崎賢人 さん(画像は山崎賢人Instagram:@kentooyamazakiから)

復活のきっかけは「シリアスゲーム」

自動車整備の仕事をしながら、学童で働き始めた那由他(山﨑賢人)。隼人(松下洸平)は自動車開発の仕事に、そして海(岸井ゆきの)は契約社員として銀行に戻り、ふたたび融資の仕事をしていた。

アトム玩具がSAGASに買収されてから、1年。復活のきっかけとなったのは、「シリアスゲーム」の存在だった。

ゲームの力で社会問題を解決するシリアスゲーム。学童で、登下校のために危ない道を通らなければならない現状に悩む親子に出会った那由他は、ゲームで登下校の練習ができないかと隼人に話を持ちかける。

自動運転のCG技術を使えば、よりリアルな登下校の風景が再現できる、と可能性を見出した那由他と隼人は、ふたたびともにゲーム制作をすることに。

結果、PTAの猛反対を受けつつも、学童を利用する親子たちからの登下校ゲームへの反応は良好!

最終的には、このゲームに興味を持った保険会社が5000万で買い取ってくれた。それを元手に、那由他たちは売地になっていたアトム玩具の跡地を買い戻すことができたのである。実に日曜劇場らしい復活劇を見せてくれた。

よくよく考えたら、いくらゲーム開発のためとはいえ、夫が単身赴任中で不在の自宅に若い男(=那由他)を入れるのはどうなんだ……? ドラマが違ったらロマンスに発展していたのでは? と邪なツッコミを入れたくなるシーンもあったが、それはともかく、新生アトムの爆誕には喜んで拍手をしたい。

戻ってきたじいさんズに、ファン歓喜!

もう一点、喜びたいことがある。各務(塚地武我)や八重樫(でんでん)たち、通称「じいさんズ」も華麗な復活を果たした!

アトム玩具がSAGASに買収されてしまい、彼らはどこへ行ってしまったのか……? と不安を覚えていた「じいさんズ」ファンも多かったことだろう。SAGASでお荷物扱いだった……と嘆いていた各務と八重樫。那由他たちがシリアスゲームの開発に着手した段階で、その過程に合流してくれていた。

もともとはアトム玩具で、自分たちの作りたいゲームを作り、世に送り出すことに喜びを見出していた人たちだ。ふたたび結集したことにより、彼らがみるみる気力を取り戻していくのがわかる。

そんな様子を見ながら筆者も、ああ、このじいさんズが見たかったんだ! と思えてならなかった。新生アトム玩具の社名は「アトムの童」。願わくは、またもや興津社長の邪魔が入らないことを祈るばかりだが……果たして。

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