
夏休みのラジオ体操問題、なぜ今、岐路に
夏の朝6時半、公園に響く「新しい朝が来た〜」のメロディー。
でも今、その風景が失われつつあるようです。
調査によると、全国の小学校でのラジオ体操実施率は、2004年度の76.4%から2020年度には63.2%へと大幅に減少。
特に都市部では実施率が50%を下回る地域も出ています。

かつて日本の夏の代名詞だったラジオ体操会が、なぜ今、岐路に立たされているのでしょうか。
背景には、共働き世帯の増加や地域コミュニティの希薄化、さらには早朝の音を「騒音」と感じる価値観の変化など、複雑な社会構造の転換があります。 実際、直近1年間にラジオ体操を行った人の61.6%が「自宅」で実施。もはや「みんなで集まる」から「個人で行う」運動へと変化しているようです。
一方で、ラジオ体操そのものの価値は再評価されています。わずか3分強で全身650の筋肉のうち400以上を刺激する効率的な全身運動として、高齢化社会や企業の健康経営の観点から注目を集めています。
伝統の形は変わっても、ラジオ体操が持つ健康増進の本質的価値は、進化し続けていくと言われていますね。 健康の為に、みなさんもラジオ体操、やってみませんか?
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。