日ハム本拠地「北広島駅」活性化、分譲マンションや商業施設建設で子育て世代を支援
2月14日、北広島「駅西口周辺エリア活性化事業」B敷地の開発概要について、報道陣向けの記者発表会が開催された。
2022年から、日本エスコンと北広島市がパートナー協定を締結し取り組んできた駅西口活性化事業。商業施設や都市型ホテル、分譲マンションなどを一体化し、複合交流拠点施設の場として提供する。今回の発表会では、分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」や居住交流施設の整備に着手することを報告した。
北広島市長の上野正三氏は「JR北広島西口周辺エリアにつきましては高度利用がされていない土地また、未利用の市有地が残されておりまして、駅周辺エリアの魅力と価値を高め、地域経済の活性化また、定住人口の増加等に寄与するような私有地の効果的な活用が長年の課題でありました」と回顧。さらに「北海道日本ハムファイターズ様の新球場の建設用地と、建設地として本市が誘致活動をスタートをしたことに伴いまして、本事業が始まった。JR北広島駅という本市の顔にふさわしい、まち作りを理念として、アクセス機能の整備、商業施設を初めとした都市機能の集積、若者をまた子育て世代を初めとした多様な世代の定住促進を整備方針としている」と背景を話した。
第1弾となるプロジェクトでは、ボールパークの開業に合わせたシャトルバスの発着場や、駅前広場整備を実施。2027年3月の開業に向けて、複合交流拠点施設の整備進められている。市民や市外から訪れる人と商業施設、宿泊機能の充実や、滞留空間の創出に繋がるとともに、雨や雪に当たることなく利用ができる利便性の高い施設として、駅前の魅力を高めるものとのこと。第2弾プロジェクトでは、商業施設を通じて、駅と直結する利便性の高いマンションを竣工予定。上野市長は「子育て世代等の居住誘導を図る新たな受け皿として、大いに期待をしているところであります」と期待を寄せていた。今後、その他の私有地についても計画を策定した上で、順次整備を進めていく。
続いて登壇した、日本エスコン執行役員・開発事業本部北海道支店支店長の加藤宜弘氏は、日本エスコンが展開する分譲マンションのブランド「レ・ジェイド」シリーズについて説明を行った。その土地の魅力を最大限に引き出すマンションブランドとのことで、これまでに1万3500を超える住まいを提供してきた。北海道においては、2022年に北海道ボールパークを販売し、早期に完売。北海道・札幌市内でもふたつの物件を供給し、こちらも早期完売を果たしたそう。
このほどB敷地にて建設される分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」は街と人とを結ぶ三つの繋がりによって、Fビレッジの玄関口としての北広島駅西口エリアや、その周辺に新たな賑わいを創造することを目指している。一つは、北広島市や日本エスコンをはじめとする企業が参画すること。そして叡智を結集して新たな北広島駅西口を創造する。二つ目は北広島駅敷地の複合開発拠点、B敷地の分譲マンション、さらには北広公園をデッキで繋げる一体開発により、駅西口エリアの活性化。そして三つ目が、地上14階建ての80平米から150平米超の広さを備えた、総戸数157個のマンションを設立するそう。
共有施設では、マンション居住者と地域の人が新たなコミュニティを創設できるように設計。こちらは、通常は居住者のみ使用可能となっているが、申請があった場合にはセキュリティラインとレイアウトを切り替えて地域のお祭や映画鑑賞会などに活用することができるほか、フリーマーケットなどの大人数でのイベントにも対応できるようにもなる。
建築工事着工は2024年6月、完成引き渡しは2026年10月で予定。2024年3月30日、北広島市芸術文化ホールにてプロジェクト発表会、2024年5月よりモデルルーム公開、第1期分譲を開始する。
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