つぶらな瞳でとってもかわいい猛禽類 飼育員は「トビには隠れファンがいる」
猛禽(もうきん)類とは、獲物を捕らえるために、その体を進化させた鳥の仲間。
狩りをするためのよく見える目と、鋭いくちばしが特徴だ。
タカとフクロウの仲間に分けられるが、いずれも生態系の頂点に君臨する生き物。
そのトビがSNS上で、話題を呼んでいる。
こんなにかわいいんですよ
長野県・須坂市動物園(suzakazo)は、「トビは日本で1番身近な猛禽類ですが、こんなにかわいいんですよ」と投稿。
キョトンとした目が特徴の八兵衛(メス)の様子は、5.5万件以上のいいねを獲得し、237万表示を突破している。
トビ目当てのファンもいる
トレンドニュースキャスターの取材に対して、飼育員は「かわいい八兵衛や、イケメン顔の角さん目当てに訪れるファンもいる」と話す。
2羽の表情は全く違うが、オスとメスの違いというより、あくまで個体差による違いだという。
餌は肉食系
八兵衛は26年前、角さんは20年前にそれぞれ保護されて、この動物園にやってきた。
八兵衛の性格は、ビビリで人間にはなつかないそうだ。
2羽の普段のエサは、馬肉や鶏むね肉、ニワトリの頭、ヒヨコといった肉食系。
たまにアジといった魚も食べているという。
ギャップがたまらない
SNS上では、「どう猛と思われている猛禽類なのに、このかわいさ。ギャップがたまらない」、「まん丸おめめがかわいすぎ」、「モフモフでまばたきが瞬速」といった声があがっている。
トビは、眼球を保護するための半透明、もしくは透明の瞬膜(しゅんまく)を備えている。
トビは、時速約250~300kmの高速で、獲物を採るために急降下。
時速300kmで移動する最中にまばたきをすると、それが一瞬であっても、かなりの距離を移動することになる。
そのため、視覚を失うことなく、目を覆うことができる瞬膜は、非常に有効であると考えられている。
なお、人間の瞬膜は退化。
また、トビは目を閉じることもでき、夜は目を閉じて寝ているそうだ。
(取材・文 小野貴弘)
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