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焼肉店で食事した『5人発症』 「カンピロバクター」食中毒 発症者は【全員20代】

埼玉県は27日、本庄市内の焼肉店で食事をした5人が、食中毒症状を訴えたと発表した。

4人が医療機関受診

県の食品安全課によると、今月17日『焼肉ホルモン 万福亭』で食事をした5人が、下痢、発熱などを発症。

うち4人は医療機関を受診した。

なお発症者は、全員が20代の男性。

保健所が検査した結果、4人からカンピロバクターを検出した。

店を3日間営業停止処分

店が提供したメニューは、白レバータタキ(鶏)、焼肉(カルビ、ロース、ミノ、マルチョウ、ナンコツ、ホルモン)、ライス、冷麺など。

(画像:イメージ)

保健所は、店が提供したメニューが原因の食中毒と断定。

食品衛生法に基づき、店に対して3日間の営業停止を命じた。

加熱が不十分な食肉やレバー

カンピロバクターは、家畜やペット、野生動物など多くの動物の腸管内に生息する細菌。

特にニワトリやウシ、ブタなどの家畜に多く見られる。

(画像:カンピロバクター 提供:東京都健康安全研究センター)

また、加熱が不十分な食肉(特に鶏肉)やレバー、汚染された飲料水を摂取することで感染。

さらに、ペットに触れた手で手洗いを十分にせず、調理を行うことでも感染する可能性がある。

夏場に多く発生

カンピロバクター食中毒を予防するためには、

鶏肉や牛肉は中心部までしっかりと加熱する(75℃以上で1分以上)。

調理前後には手をしっかり洗う。

生肉を扱った後は、調理器具やまな板をしっかりと洗浄・消毒する。

なお、カンピロバクター食中毒は、特に夏場に多く発生するため、引き続き注意が必要だ。

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