白馬八方尾根スキー場「ジュニアパトロール育成プログラム」開始!持続可能なスキー場運営を目指す
八方尾根開発株式会社(本社:⻑野県北安曇郡白馬村、代表取締役:倉田 保緒)が運営する白馬八方尾根スキー場では、地元の教育機関との連携を強化し、地域内の学生を積極的に招待しパトロール業務の魅力やノウハウを提供するプログラムを開始する。
八方尾根スキーパトロール隊の現状
長野県白馬エリアは10スキー場が連なる世界的にも人気のスキーリゾートだ。インバウンドを含むゲストの多様性と趣向の変化に応じて、従来のケガ人対応を主とした「受動的」活動に加え、欧米スキー場のパトロールのように積極的な雪崩管理など、ゲレンデコントロール全般を行う「能動的」活動も増えている。また、ファーストエイド技術の向上と標準化、安全管理に関する法的知識の必要性、英語対応、スキー場外の遭難救助など、昨今のパトロール業務は多様化、高度化してきている。一方でパトロール隊員の高齢化や若年層のスキー離れが進んでいる現状があり「未来の担い手を育てること」が重要課題なのだという。
育成プログラムの目標
白馬八方尾根スキー場では、地元の教育機関との連携を強化し、プログラムを通して新たなキャリアプランを構築することにより、将来にわたって持続可能なスキー場運営を目指したいとしている。地元白馬村の山を熟知し、将来の白馬八方尾根の安全と持続可能な発展に貢献するプロフェッショナルな人材を育てることが最終的な目標だという。
短期目標
学生が安心して楽しく学べるプログラムを構築し、山の魅力を伝える。 グリーンシーズンのイベントを企画する。
中期目標
地域の学生がプログラムを通して、業務に魅力ややりがいを感じ、スキーリゾートへの就職が将来の選択肢の一つとなるようにする。
長期目標
地元の山を熟知するプロフェッショナルを育て、将来の地域の安全と持続 的な発展に寄与する。
スキーパトロール育成プログラムの内容
まずは学生が安心してプログラムに参加できる体制を整え、教育機関と連携したうえでプログラムを実施するとのこと。
<1日のスケジュール(抜粋)>
7:30 朝のブリーフィング
コースチェック/点検作業に同行
9:00 スキー場の概要説明
パトロールの仕事/安全管理について
10:30 ゲレンデクルージング
13:00 アキヤボート(救助ボート)の説明、雪上体験
その他、雪崩講習、けが人対応実習など
スキー場職場体験の受入
スキーパトロール育成プログラム募集に先立ち、地元中学校の職場体験の受入を行った。今後も積極的に地域の学生をスキーリゾートへ招き入れ、その魅力とノウハウを提供していくのだという。
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