
妻夫木聡&広瀬すず 那覇中学校をサプライズ訪問! 映画『宝島』全国キャラバン!! 妻夫木「素直な気持ちに触れて本当に嬉しかった」
映画『宝島』沖縄キャラバン、2日目となった8日(日)。
妻夫木聡、広瀬すず、大友啓史監督が、那覇市立那覇中学校をサプライズ訪問し、『宝島』特別交流会が開催された。
熱い想いを交わす時間
交流会では、事前に映画を鑑賞した生徒たちが妻夫木、広瀬、大友らに直接質問する「質問コーナー」を実施。
また、キャストから子供たちに質問するなど、温かく時に熱い想いを交わす時間が生まれた。

TVの取材と聞いて集まった子供たちだったが、MCの呼び込みで本人たちがサプライズ登壇すると、驚きを隠せず、思わず声を上げる生徒たち。
子供たちと話すことを楽しみにしていた大友、妻夫木、広瀬も、生徒たちを前に笑顔を見せながら登壇。
「自分の中で生まれたものを大切に…」
生徒たちから登壇した3人への質問にも、積極的に手が上がり、盛り上がった。
広瀬へ「演技力について、どうやってそこまで入り込める演技ができるのか?」という質問が。

これに対して広瀬は「こんな大先輩の前で語ることは難しい」と、恥かしそうに妻夫木を振り返った。
そして「役を演じるにあたり知らなかったことが多く、これが受け継がれていくために、映画というコンテンツを使って伝えていきたいと思いながら演じた。そして、また、その中で自分の中で生まれたものを大切に演じた」と、真摯に答えた。
「打ち返したら戦争じゃあらに」
続いて妻夫木へは「さまざまな方言が出てきますが、難しかった言葉、残したいなと思った言葉は?」という質問があがった。
それに対して、感情を入れていくと、アクセントが変わってしまうことがある難しさについて触れた妻夫木。

また、一番心に響いたセリフは「打ち返したら戦争じゃあらに」という、永山瑛太が演じたオンの言葉であることを明かした。
さらに「じゃあどうすれば良い?というのはわからないけど、これを考えるのが日本の未来につながるのではないか」と熱く語った。
過去を描くことが未来への問いかけ
あっという間に時間が過ぎ、締めの挨拶をもらう時間となった。
はじめに広瀬は「皆さんの素敵な言葉とまっすぐな目で見た作品の感想や、疑問を生の声で聞けたことに、今までの苦労が報われたこと」と、お礼の気持ちを伝えた。

続いて妻夫木は「地元の子どもたちと議論できるのがすごく楽しいし、素直な気持ちに触れて本当に嬉しかった」。
「過去を描くことが未来への問いかけになる、と思って作ってきた。そして死は終わりではなく、先人たちの想いは胸に刻まれている」。
「僕たちはその想いを受けて精一杯生きていかなくてはいけないし、これからどう生きるべきなのか、お互いに手と手を取り合って考えていくきっかけになるような映画になったら嬉しい」と、熱い想いを改めて伝えた。
『宝島』

・出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー
・監督:大友啓史

・原作:真藤順丈『宝島』(講談社文庫)
2025年9月19日(金)より全国公開
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会
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