
小学校で『116人発症』 「ロタウイルス」集団感染か ウイルスの正体&感染予防に必要なことは…
宮城県は8日、県内の小学校で児童113人と教職員3人が、下痢や発熱などの症状を訴えたと発表。
食中毒ではない
県の感染症対策課によると、先月18日~今月7日にかけて、塩釜保健所黒川支所管内の小学校で、児童など計116人が、腹痛、下痢、発熱、おう吐などを発症した。

保健所が発症者5人を検査したところ、5人全員からロタウイルスを検出。
給食による食中毒ではなく、通常の学校活動で感染が広がったとみられる。
感染者が多く出たクラスでは、学級閉鎖の措置が取られた。
口から感染
ロタウイルスは毎年3~5月にかけて、主に乳幼児(0~6歳ごろ)に、急性胃腸炎を引き起こすウイルス。
感染者の便に含まれるウイルスが、手指を介して口に入ることで感染する。

また、感染者の唾液やおう吐物にもウイルスが含まれている。
よって、唾液や吐物が直接あるいは間接的に、口に入ることで感染する可能性もある。
アルコール消毒が効きにくい
予防策としては、感染者の便や吐物を処理するときには、使い捨てのゴム手袋などを使用。
また、手洗いの徹底も重要だ。

なお、ロタウイルスはアルコール消毒が効きにくいため、流水とせっけんで30秒以上、しっかりともみ洗いすることが必要。
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