スマホで『女性の太もも盗撮』　公立中学校教諭(20代)停職12か月　教諭は「生徒を教え導く立場でありながら…」

福岡県教育委員会は22日、県内の公立中学校に勤務する男性教諭(20代)を、停職12か月の懲戒処分にしたと公表。

スマホで動画撮影

県教委などによると、昨年5月5日、教諭は福岡市内の商業施設に出没。

同日午後3時ごろ、隣に立っていた女性の太ももを、スマホで盗撮した。

スマホは動画撮影状態になっており、現場にいた男性が、教諭を取り押さえた。

「教え導くという立場にありながら…」

昨年8月、福岡県警は教諭を、女性の下着を盗撮しようとした容疑で書類送検。

その後、不起訴処分となった。

県教委の聞き取りに、教諭は「生徒を教え導くという立場にありながら、学校教育の信頼を損ねてしまった」などと語った。

教諭は依願退職

今回の停職12か月は、公務員にとって非常に重い処分。

県教委は、地方公務員法第29条第1項に規定する「懲戒事由」に該当すると判断した。

この規定は、公務員が職務上の義務に違反した場合や、職務の外において非行があった場合に適用される。

なお、教諭は21日付けで、依願退職した。