北海道・公立高校『壮絶いじめ』 性器を掃除機で吸い込む、肛門に「ドラムスティック」挿入、トイレで逆さづりなど…
北海道教育委員会は25日、道立の高校に通う・当時1年生の男子生徒が、複数の3年生から「犯罪行為」にあたるいじめを受けていたと発表。
今回、第三者委員会による調査報告書を公表した。
暴言・暴行・熱湯
2022年4月に高校に入学した被害生徒は、6月から「死ね」、「デブ」などの暴言を浴びせられた。
翌月には、3年生から、学校の廊下や寮内で、殴る・蹴るといった暴行を受けた。
このような暴言・暴行は、毎日のように行われ、風呂場で熱湯をかけられたことも。
『肛門暴行』
11月には、加害生徒のひとりが『就職内定』。
すると、被害生徒に対するいじめがエスカレートしていった。
寮の室内で、被害生徒の肛門に、ドラムスティック・ピンポン玉・菓子類(チョコボールやあめ)・綿棒などを挿入。
また、その様子を動画撮影した。
トイレで逆さ吊り
さらに、ドラムスティックを肛門に挿入させたまま、他の部屋へ見せに行かせた。
性器を掃除機で吸い込まれたり、握られたりもした。
学校では、被害生徒がトイレで逆さづりにされ、そのまま床に落下。
頭を切るけがも負った。
加害生徒は少年審判
被害生徒の保護者が、12月に学校に被害を訴え、警察にも相談。
加害生徒3人の行為は、強制わいせつや暴行罪にあたるとして、生徒たちは家庭裁判所で少年審判を受けた。
その後、保護観察処分となり、3人全員が自主退学。
なお、高校の一部教員は、いじめ行為を目撃していたが、保護者が訴えるまで放置していた。
被害生徒は、現在高校に通っている。
北海道の特殊事情
北海道には、220の公立高校があり、そのうち21校に寮がある。
15歳という年齢で、親と離れることを選択している生徒たちは、ストレスを抱えることも多いと、調査委員会は指摘。
しかし、寮運営に関するガイドラインがない。
そのため、「北海道の特殊事情を加味したものが必要ではないか」と、報告書を締めくくっている。
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