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『弁当や仕出し料理』食べた【26人発症】 「ノロウイルス」集団食中毒 調理スタッフからもウイルス検出…

長野県は5日、上田市内の飲食店を利用した26人が、食中毒症状を訴えたと公表。

12人が医療機関受診

県の食品・生活衛生課によると、先月26日~27日にかけて、『EMEAL(エミール)』で調理された弁当や仕出し料理を食べた男女26人が、下痢、腹痛、発熱などを発症した。

(画像:長野県庁)

うち12人が、医療機関を受診。

保健所が検査したところ、調理スタッフ1人と発症者10人からノロウイルスを検出した。

3日間の営業停止処分

該当期間に、店が提供したメニューは寿司、天ぷら、刺身、唐揚げ、鰆西京焼き、煮物、とりそぼろ、高菜漬け。

(画像:イメージ)

また、錦糸卵、おにぎり、そば、ハンバーグ、ローストビーフ、オムレツ、茶碗蒸し、酢の物、酢豚、枝豆、卵焼きなど。

保健所は、店が提供した食事が原因の「ノロウイルス」集団食中毒と断定。

店に対して、3日間の営業停止を命じた。

感染力が非常に強い

ノロウイルスは、冬季を中心に世界中で流行。

日本でも特に11月から3月にかけて、多くの感染が発生している。

また、感染力が非常に強く、わずかなウイルス量で発症するのが特徴だ。

(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

主にノロウイルスが付着した手指などを介して、食品が口に入ることで、食中毒を引き起こす。

幼児や高齢者・免疫力が低下している人は、重症化や脱水症状に至ることがあるため、特に注意が必要。

手洗い&加熱&消毒

ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、

調理前や食事前、トイレ後の手洗いを石けんと流水で十分に行う。

二枚貝(カキなど)は中心部までしっかり加熱する(85~90℃で90秒以上)

調理器具や食器は十分に洗浄・消毒する(塩素系漂白剤が有効)

おう吐物や便の処理は使い捨て手袋・マスクを着用し、速やかに適切な消毒を行う。

感染者は、食品を扱う作業を控える。

下痢止めは注意が必要

また、ノロウイルスによる感染症や食中毒には、特効薬がない。

主な治療は、脱水を防ぐための水分補給。

なお、下痢止めはウイルスの排出を妨げるため、医師の指示がない限り使用しないことが大事だ。

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