
部活動の遠征中『15人発症』 「カンピロバクター」集団食中毒 旅館の食事が原因【39.8℃の発熱者も…】
北海道は11日、部活動の遠征中に旅館で食事をした15人が、食中毒症状を訴えたと発表。
2人が通院中
北海道・食品衛生課によると、大会出場のため『知内温泉旅館』に宿泊した中学生と教諭・計15人が、先月30日から下痢、発熱、腹痛などを発症した。
なお、39.8℃の高熱が出た人もおり、2人が通院中。

保健所が検査した結果、旅館の調理担当者2人と、発症者7人から「カンピロバクター属菌」を検出した。
そのため、旅館が提供した食事が原因の食中毒と断定。
食品衛生法に基づき、旅館に1日間の営業停止を命じた。
旅館は「心より深くお詫び申し上げます」
旅館が提供したメニューは、
朝食:ご飯、スクランブルエッグ、ハム、ソーセージ、味噌汁、納豆、焼き海苔、コーヒーなど。
夕食:カレーライス、揚げ物(ヒレカツ、フライドチキン)、サラダ、ご飯、シュウマイ、豚バラ肉のねぎ塩焼きなど。

旅館は、ホームページで「体調不良となりご迷惑・ご心配をおかけしたお客様、ならびに関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
特に鶏肉に多く存在
カンピロバクターは、特に鶏肉に多く存在し、鶏肉の40~60%に付着しているといわれている。
そのため、生の鶏肉や加熱が不十分な鶏肉を食べることで感染。

さらに、鶏肉に触れた手や調理器具を介して、他の食品に二次汚染することもある。
加熱不十分な鶏肉料理を避ける
カンピロバクター食中毒を予防するためには、
・ 生肉や加熱不十分な鶏肉料理を避ける。
・ 食肉は、他の食品と調理器具や容器を分けて、調理と保存をする。
・食肉を取り扱った後は、手やまな板や包丁を十分に洗う。
・食肉に触れた調理器具は、使用後に洗浄・殺菌する。
以上を徹底することで、カンピロバクター食中毒を防ぐことができる。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。