
山菜と勘違い『毒入りおひたし』提供 食べた客が「救急搬送され入院」 店を営業停止処分に…
東京都は2日、福生市の飲食店が誤って「毒入りおひたし」を提供し、食べた客が救急搬送されたと発表。
食べた客が食中毒症状
都によると、先月30日、飲食店『ちあき商店』に、客が山菜「ウルイ」だと誤認したものが持ち込まれた。

店は、それを「おひたし」に調理し、別の客に提供。
30分後、食べた客がおう吐などの食中毒症状を訴えた。
その後、客は立川市内の医療機関に救急搬送され、入院。
提供されたものは「有毒植物」
西多摩保健所が、調査したところ、客に提供されたものは「ウルイ」ではなく、『バイケイソウ』だった。

バイケイソウには、有毒成分ジェルビンが含まれている。
そのため、バイケイソウによる食中毒と断定。
都は、食品衛生法に基づき、店を6日間の営業停止処分とした。
めまいや呼吸困難
バイケイソウは、山や湿地に自生している有毒植物。

なお、バイケイソウに含まれる有毒成分ジェルビンを摂取すると、おう吐、下痢、血圧降下、けいれんなどを引き起こす。
また、めまいや頭痛、呼吸困難になることもある。
4原則厳守
都は、山菜採りシーズンを迎えていることもあり、食用と確実に判断できない植物を、絶対に「採らない」、「食べない」。

また、人に「売らない」、「あげない」ように呼びかけている。
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