
コンビニで『計25点盗んだ』女性教諭(40) 有罪判決を受け失職のはずが… 「約4か月隠蔽し授業」
鹿児島県教育委員会は15日、公立小学校・女性教諭(40)が、窃盗事件で有罪判決を受けたと公表。
教諭は、それを隠蔽し、約4か月授業を続けていた。
懲役10か月・執行猶予2年
県教委などによると、教諭は昨年1月、出水市内のコンビニでおにぎりなど、計8点を盗んだ。

その後、窃盗容疑で在宅起訴され、10月上旬に懲役10か月、執行猶予2年の有罪判決が確定。
この時点で、失職のはずだった。
有罪判決を報告せず…
地方公務員法は、禁錮以上の有罪が確定した職員は、執行猶予の有無に関わらず、失職すると定めている。

なお、禁錮刑とは、刑務所に収監されるものの、刑務作業に従事する義務がない刑罰。
そして、懲役刑は、刑務所に収監され、刑務作業に従事する義務がある。
女性教諭は、有罪判決を受けたことを、校長や県教委に報告していなかった。
その後も窃盗
そのため、そのまま、教壇に立ち続けた。
さらに、教諭は今年2月下旬、長島町内のコンビニで、菓子パンなど17点を窃盗。

その後、逮捕・起訴された。
この事件も報告しなかったが、学校へ「有罪判決を受けた女性教諭が勤務を続けている」と、外部から情報提供があり発覚。
教諭は実質的に、約4か月間の給与も、だまし取っていたことになる。
教委は「危機的状況」
県教委は「報告するように指導していたが、(報告が)されなかった」。

また「危機的状況と認識のもと、不祥事根絶への取り組みを徹底していく」とコメント。
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