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創業60年・老舗ホテルでも43人発症 『ノロウイルス集団食中毒』 ホテルは「心よりおわび申し上げます」

島根県は15日、『ホテル 玉泉』(松江市・玉造温泉)で食事をした43人が、食中毒症状を訴えたと発表。

多県にまたがる発症者

松江保健所によると、今月12日、ホテルで食事をした20代~80代の43人が、発熱、吐き気、下痢などを発症した。

(画像:島根県庁)

ホテルが温泉地にあるため、発症者は島根県、鳥取県、岡山県、山口県、大阪府、熊本県といった多県にまたがっている。

なお、保健所が検査の結果、ホテルの厨房で調理していた3人と、複数の客からノロウイルスを検出。

そのため、ノロウイルスによる集団食中毒と断定した。

会席料理を食べて…

当日に出されたメニューは、刺身や牛ステーキ、焼き魚などの会席料理。

創業60年の老舗ホテルは、ホームページ上で「多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

また保健所は、15日から5日間、ホテルの厨房と食事処を営業停止処分とした。

丁寧な手洗い

今年は、調理従事者の手指からノロウイルスが食品に移り、集団食中毒に発展するケースが非常に多い。

そのため、厚生労働省は調理従事者に対して、調理前後に必ず石けんを使用し、ブラシなどを使って丁寧に手を洗うよう、引き続き呼びかけている。

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