
顔のむくみが治らない理由は”冷え性”原因かも? 今すぐできる改善法を専門家が解説
朝、鏡を見て「顔がパンパン……」と感じることが増えていないだろうか。気温が下がるこの時期、顔のむくみに悩む人は少なくない。しかしこの”むくみ”、単なる水分の滞りではなく、冷えによる血流やリンパ循環の低下が深く関わっている可能性がある。なぜ冬はむくみやすいのか、そしてどう対策すればいいのかを専門家に詳しく聞いた。
冷えが”むくみ”を招くメカニズムとは?
体が冷えると、血管は体温を逃がさないように収縮する。これにより、手足の末端だけでなく、顔まわりの毛細血管やリンパ管の流れも滞りやすくなるという。
ailesシンメトリー矯正院の山本翼院長は、「特に冷え性の方は、筋肉量が少ない、または自律神経のバランスが乱れやすいといった特徴があります。そのため血液を全身に送り出す力が弱くなり、余分な水分や老廃物がうまく回収されず、朝の顔のむくみにつながるのです」と説明する。

さらに注意すべきは、冷えによる筋肉のこわばりだ。首や肩まわりが固くなると、顔から鎖骨下リンパ節へ流れる道がふさがれ、むくみが慢性化してしまうこともあるという。
特にデスクワークが多い方は、姿勢の崩れや噛みしめ癖も重なり、フェイスラインがぼやけて見える原因になることもあるそうだ。
むくみ改善のカギは「巡りを取り戻す温活習慣」
山本院長によると、改善のポイントは「全身を温めて巡りを取り戻す」ことだという。
「湯船にゆっくり浸かる、軽いストレッチで筋肉を動かす、首・デコルテまわりを温めるなど、日常の小さな積み重ねが大切です」

また、顔のリンパを流す小顔矯正は、滞った循環を整えるのにとても有効だと山本院長は話す。施術後に「体までポカポカする」と感じる方が多いのは、血流とリンパの流れがスムーズになった証拠だという。
「冷えやむくみは、季節が変わるサインでもあります。体を内側から温め、巡りを整える習慣で、冬の朝もすっきりしたフェイスラインを保ちましょう」

取材協力
ailesシンメトリー矯正院
https://aileskyouseiin.com
院長 山本 翼
取材/文 石田あかね
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