
「働けない、住めない、相談もできない」スマホを持てない人を襲う負の連鎖
スマホが持てないと、助けも求められない?
いま、携帯電話を持てない人たちが静かに増えています。
料金滞納などで携帯の審査に通らず、一定期間スマホを持てなかった682名への調査が行われました。
スマホを失ったとき、どこに助けを求めたか。最も多かったのは「相談先が分からなかった」で、なんと40%。連絡手段を失った時点で、情報を得る方法そのものがなくなってしまうんです。
さらに、実際に支援を求めた人のうち64%が、連絡先がないことで手続きが進まなかったと答えています。「折り返します」と言われても電話を受けられない。テレホンカードを持ち歩いて公衆電話を探す日々だったという声もありました。
携帯を再び持てるまでにかかった期間は、41%が半年以上。
「働かないと契約できない、契約がないと働けない」。この悪循環に陥る人が後を絶ちません。

国は「誰一人取り残さないデジタル化」を掲げていますが、スマホ保有率9割を前提にした設計では、残りの1割がこぼれ落ちてしまいます。
調査は、携帯電話はぜいたく品ではなく、就労や住まい、福祉の入口だと指摘しています。
まず連絡手段を届けること。それが生活再建の第一歩になるということです。
デジタル化の恩恵を届けるなら、つながれない人の存在を忘れてはいけません。 電波の届かない場所に、支援の手は届かないのでしょうか。
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