
イベントでも16人発症 『ノロウイルス集団食中毒』39.5℃発熱した人も… カキの加熱不足が原因か
愛媛県は7日、イベントで「焼きガキ」を食べた16人が、食中毒症状を訴えたと発表。
トレンドニュースキャスター取材班は、県の薬務衛生課から詳しい話を聞いた。
39.5℃の高熱
薬務衛生課によると、先月30日、西条西部公園(西条市)で開催されたイベントで、9グループ30人が焼きガキを食べた。

うち男女16人(12~50歳)が、発熱、おう吐、下痢などを発症。
また、39.5℃の高熱に至った発症者もいる。
カキの加熱不足が原因か
発症者のうち、11人は医療機関を受診。
保健所が検査した結果、発症者の便からノロウイルスを検出した。

よって、ノロウイルスによる集団食中毒と断定。
今回は、調理従事者からノロウイルスが検出されていない。
そのため、カキの加熱不足が原因とみられる。
海水中のノロウイルス取り込み
二枚貝のうち、特にカキは海水を濾(こ)して餌を取るため、海水中に含まれるノロウイルスを体内に取り込んでしまうことがある。

なお、ノロウイルスは人間の腸内でしか増殖しないため、二枚貝自体では増殖しない。
感染した人間の排泄物が海に流れ込むことで、二枚貝がウイルスを取り込むことになる。
1分30秒以上加熱
今年は、例年に比べて、ノロウイルス感染者が多い。
また、二枚貝による『ノロウイルス食中毒』も多く発生。

そのため、保健所などは、中心部の温度が85~90℃以上の状態で、二枚貝を1分30秒以上加熱することを推奨している。
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