市立中学校教諭『1,600人分の個人情報保存』USB紛失 学校から勝手に持ち出す 「生徒の成績や障害情報」も入っていた…
広島・呉市教育委員会は1月31日、市立中学校の教諭が、約1,600人分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表。
私物のUSBに保存
市教委によると、先月17日(金)、教諭は自宅で作業するため「私物のUSB」に個人情報を含むデータを保存した。
しかし、18日(土)と19日(日)、作業は行なわずUSBを入れたポーチを持って外出。
しばらく管理職に報告せず…
20日(月)に、学校に出勤した際、ポーチにUSBが入っていないことを発見した。
また、教諭は紛失したことを管理職に報告しなかった。
その後28日まで、教諭が一人でUSBを探したが見つからず。
警察に、教諭が遺失物の届け出をしたが、該当のUSBは警察署に届いていなかった。
生徒の成績や障害の分かる情報
この時点になって、ようやく校長に報告。
なお、USBは今も見つかっていない。
USBには、生徒や保護者、教職員、学校関係者・約1,600人分の個人情報を保存。
氏名や住所、生徒の成績、障害の分かる情報も含まれている。
ルール違反&パスワード設定せず
中学校には「生徒の個人情報は、原則として校外に持ち出さない。試験や採点などやむを得ない事情がある場合は、管理職に届け出て許可を得る。さらに持ち出し簿に記録」というルールがある。
しかし、教諭はこのルールを守らず、またUSBにセキュリティのためのパスワード設定もしていなかった。
3日に臨時校長会
学校は1月31日に、保護者説明会を開催。
3日(月)には、市教委が臨時の校長会を開催し、個人情報の適正管理に関する研修を実施する。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。