中学校教諭が投げた砲丸 生徒の頭を直撃・頭蓋骨骨折などの大けが 「教諭は陸上競技経験がなかった」と教委
富山・上市町教育委員会は3日、公立上市中学校で陸上部の練習中に、生徒が大けがをしたと発表。
トレンドニュースキャスター取材班は、町教委から詳しい話を聞いた。
砲丸が頭に直撃
町教委によると、2日午後4時35分ごろ、陸上部の生徒が学校の砂場(6m×4m)で、砲丸投げの練習をしていた。
その場に顧問教諭(20代)も参加しており、実際に砲丸(4.5kg)を投げた。
すると、砂場・一番奥の左端に立って見学していた1年生部員の頭に、砲丸が直撃。
その場で、生徒は倒れ込んだ。
生徒は救急搬送
すぐに養護教諭が駆けつけて、担架で保健室に生徒を搬送し、119番通報。
午後4時50分ごろに、救急搬送が開始された。
頭蓋骨陥没骨折など大けが
生徒は富山市民病院へ運ばれ、検査を行ったところ、頭蓋骨が陥没骨折しており、脳内出血もみられたという。
午後8時から手術を行ったが、手術は4時間に及んだ。
なお、手術後、生徒は集中治療室で治療を受けたが、命に別状はなく受け答えができる状態。
教諭は声掛けを行わず…
上市町教育委員会は、トレンドニュースキャスターの取材に「当該教諭は、陸上競技は未経験で、体育大学出身でもない」と話す。
「ただ、中学校の陸上部で顧問は3年務めていた」と言う。
さらに、「砲丸を投げる際に、教諭は周りの生徒たちに声掛けを行っておらず、いきなり投げた」と語った。
なお、生徒は事故当時、下を向いていたため、何が起きたか分からないほどの状況だった。
中学校では3日、陸上部の練習を中止し、今後の活動については検討中だという。
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