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輪島市中学生約250人・バス4台で集団避難開始 家族と2カ月離れ離れ 保護者からは「メールしてね・野菜食べてね」の声

能登半島地震で大きな被害を受けた、輪島市の中学生による集団避難が、17日午前に開始された。

避難する生徒は、家族と最大2カ月離れ離れの生活を送ることになる。

「野菜食べてね」

17日午前に、スーツケースやキャリーバッグ、大きなビニール袋に衣服などを詰めた中学生が、地元の道の駅に集合。

大型バス4台に、中学生が乗り込んでいった。

家族からは「メールしてね」、「野菜食べてね」、「勉強もするんだよ」などの声が掛けられた。

SNSでは賛否両論

今回の集団避難に関しては、SNS上では賛否両論、さまざまな声があがっている。

「どこか大きなホテルを借り上げて、家族ごと避難させてあげるべきだったのでは」、「たった2カ月のために、家族離れ離れにするのはなぜ?」、「今の状況であれば致し方ない」、「保護者が同行できない理由を説明してほしい」など。

授業内容は未決定

生徒の受け入れ先は、石川県白山市の「白山ろく少年自然の家」と「白山青年の家」。

輪島市からの距離は約125kmで、17日午前の時点では、車で2時間41分かかる。

両施設ともに、県立の施設のため、数々の体験学習などにも使用されている。

(画像:白山ろく少年自然の家 ホームページより)

輪島市教育委員会によると、授業については「本来のカリキュラムにできるだけ沿いたい」としているが、詳細はまだ決まっていないという。

なお、輪島市に残った生徒についても、何らかの学習機会を設けたいとのことだ。

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