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SNS上の「ボールペンのインク量が減っている」という声は本当か? 検証しメーカーに見解を聞いた

価格はそのままで内容量を減らす、いわゆる「ステルス値上げ」。

食品ばかりではなく、「文房具のインク量も減っているのではないか?」とSNS上で話題となっている。

トレンドニュースキャスター取材班は、実物を検証し、メーカーに見解を聞いた。

実際に検証

SNS上には、ゼブラのジェルボールペンの画像とともに、「食べ物だけじゃなく、文房具のインク量も減ってきている気がする」との投稿が見られる。

トレンドニュースキャスター取材班も、このボールペンを実際に使っており、2021年6月25日にAmazonから購入した未開封のものが手元にあった。

また、最新のものをAmazonで購入し、見比べてみた。

インク量は変化なしに見える

ハッケージには、少しの変化が見られる。では、中身はどうか。

(右:2023年4月18日購入 左:2021年6月25日購入)

中身のインク量は、変わっていないように見える。

(右:2023年4月18日購入 左:2021年6月25日購入)

うわさを全面否定

発売元のゼブラホールディングス 商品開発部 広報担当は、トレンドニュースキャスターの取材に対して、「弊社内で確認いたしましたが、サラサクリップのインク量は減らしておりません」。

「コスト削減のために、減らしたという事実もございません」とSNS上のうわさを全面否定。

また、「インクの見た目の量は、ボールの太さ・インク色によって違います。材料や構造がそれぞれ違うので、品質上最も適したインク量を決めています」と言う。

特に0.4mはもともと少ない設定

さらに、「ゼブラホームページに掲載している商品画像も、ボールのサイズによって異なっています」。

「特に0.4mmは他の太さに比べると、もともと少ない設定となっています」。

「ただし、製造上インクの注入量の誤差はございます。基準のインク量は確保できるよう、工程上で品質管理しておりますが、時間の経過によってインクの水分が減ることがございます」。

「減る量はペンが置かれている環境によって違いますので、未使用であっても減っているように見えるケースもございます」とのことだ。

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